30代婚活のリアルな悩み5選と、乗り越えるためのヒント
【記事公開日】2024/11/11
【最終更新日】2025/12/11
目次
結婚は、人生における大きな転換期。だからこそ、今の自分に合った方法で、賢く婚活を進めていきたいですよね。
この記事では、最新の婚活事情から、30代が成功するためのコツまで、30代のあなたへ向け、徹底的に解説していきます。「気づけば30代で周りはどんどん結婚している」「自分も婚活したい」という方にオススメです。
現状の婚活事情
現代の婚活は、多様化が進み、昔ながらの婚活とイメージがずいぶん変わってきました。
昔は「行き遅れた人」が何とかして相手を探す場所、という扱いをされることもありましたが、今は仕事で忙しいハイクラス層や、マッチングアプリでの婚活よりも安心かつ着実な婚活をしたい20代〜40代からの支持を集めています。
まずは、現状の婚活事情を把握し、時代の流れを掴みましょう。
30代の婚活事情
30代は、仕事もプライベートも充実し、結婚願望が高まる時期。しかし、同時に、仕事の責任も増え、自由な時間も減り、出会いの機会が減ってしまうというジレンマを抱えている方も多いのではないでしょうか?
もしかするとこの記事を読んでいる方の中にも、周囲の友人が結婚していく中で、焦りを感じている方もいるかもしれません。
また、結婚生活を具体的にイメージし、将来設計を考えるようになるのも、30代の婚活の特徴と言えるでしょう。30代になると、20代の頃とは異なり、結婚に対する意識も変化してきます。「そろそろ結婚したい」という気持ちが強くなる一方で、「本当にこの人でいいのか?」と慎重になる気持ちも芽生えてきます。
婚活市場のトレンドと変化
こうしたなかで顕在化しているニーズは2つ。「手軽かつ確実な出会い」と「本命と思える人とのマッチング」です。いつの時代のどんな人も願うことかもしれませんが、現代の30代はより顕著です。
これを受け、近年の婚活市場では、テクノロジーの進化が目覚ましく、AIを活用したマッチングシステムや、オンラインでの出会いが増加しています。従来の結婚相談所や婚活パーティーに加え、マッチングアプリやオンライン婚活サービスなど、多様な選択肢が登場しています。
また、結婚に対する価値観も多様化し、「結婚=ゴール」という考え方だけでなく、
結婚を急がず、日々を楽しみながら相手をじっくり見極める「スロー婚活」
結婚相手だけでなく、友人や趣味のパートナーを見つける「コミュニティ婚活」
など、さまざまなスタイルが登場しています。
そして、コロナ禍の影響もあってか、オンラインでの出会いが増加傾向にあります。オンライン婚活は、自宅にいながら効率的に相手を探すことができます。
30代婚活でよくある悩み5選
30代になってからの婚活は、20代の頃とは状況も環境も大きく変わります。
仕事や生活リズムが安定した一方、出会いが激減したり、理想と現実のギャップに苦しんだりと、特有の悩みが増える時期でもあります。
ここでは、30代婚活で多くの人が抱える代表的な悩みを紹介し、自分だけではないという安心感と、前に進むためのヒントをお届けします。
出会いの場が減っている
30代になると、生活パターンが固定化し、出会いのチャンスは自然と少なくなります。
仕事では責任あるポジションに就き、職場と自宅を往復するだけの日も増えがちです。
学生時代のような自然な出会いはなく、友人からの紹介も少なくなるため、努力しないと新しい異性に出会えないのが現実です。
さらに、オンラインでのやり取りに慣れていない人も多く、「どこで出会ったらいいか分からない」という声もよく聞かれます。
このように、30代は“出会いの母数そのものが減る”ことが大きな悩みとなっています。
理想と現実のギャップに悩む
20代の頃の恋愛イメージや理想像をそのまま引きずり、「こういう人と結婚したい」という条件だけが増えてしまうことがあります。
たとえば、「年収700万円以上」「穏やかで優しくて、見た目も良い人」など、条件を積み重ねていくことで出会いの幅が狭くなるケースです。
実際の婚活では、条件の一致率が下がるほどマッチングは難しくなり、「いい人はいるけど何かが違う」と悩むこともしばしば。
理想に近い人が現れても、少し気になるポイントがあるだけで“減点方式”で判断してしまい、チャンスを逃してしまう可能性もあります。
このギャップは30代婚活で特に顕著で、自分自身の理想をどう調整するかが課題になります。
婚活疲れでモチベーションが下がる
婚活は、心も体も意外と消耗します。
「何人会ってもピンと来ない」「デートを重ねたけれど、またダメだった」という経験が続くと、気持ちが重くなり、行動する意欲が失われていきます。
いわゆる“婚活疲れ”や“婚活うつ”に近い状態に陥ることもあり、気付かないうちにストレスが蓄積することも珍しくありません。
その結果、婚活を一時的に休んだり、「もう結婚は向いていないのかも」と自分を否定してしまう人もいます。
しかし、婚活疲れは誰にでも起こりうる自然な反応であり、適切な向き合い方を知ることで改善できます。
年齢によるプレッシャーと焦り
30代になると、「そろそろ結婚したほうがいいのでは?」という周囲からの視線が強まります。
友人の結婚ラッシュ、親からの期待、SNSに流れる家庭の写真――こうした外的要因がプレッシャーとなり、焦りを感じる人は少なくありません。
特に女性の場合、出産についての不安が重なり、「早く相手を見つけなきゃ」という気持ちが婚活の負担をさらに大きくします。
本来、結婚は“自分のペース”で進めるべきものですが、年齢を理由に気持ちが急いてしまうことが悩みの一つとなります。
経済的・時間的な負担が大きい
婚活を続けるためには、想像以上に費用と時間がかかります。
マッチングアプリ、婚活パーティー、街コン、結婚相談所など、参加するサービスによっては毎月数万円が必要です。
また、仕事終わりのデートや休日の調整など、時間の確保も課題になります。
「お金も時間も使っているのに成果が出ない」と感じるほどストレスが溜まり、「続けて意味があるのか?」と迷いが生まれやすくなります。
悩みを乗り越えるためのヒント
30代婚活の悩みは、一つひとつは大きく見えますが、正しい方法で取り組むことで必ず改善できます。
ここでは、現実的かつすぐに実践しやすいヒントを紹介し、読者が婚活を前向きに再スタートできるようサポートします。
条件を見直して柔軟に考える
まず取り組みたいのは、“理想条件の整理”です。
理想を持つことは悪いことではありませんが、条件を増やしすぎると出会いが大幅に減ってしまいます。
おすすめは、
「絶対に譲れない条件を2つだけ残し、残りは柔軟にする」
という方法です。
たとえば、「年収」「見た目」よりも、「価値観」「誠実さ」を重視することで、将来の結婚生活が安定しやすくなります。
条件のハードルを少し下げるだけでマッチング率が上がり、恋愛や結婚につながる可能性も広がります。
婚活疲れを防ぐためのセルフケア
婚活疲れを改善するためには、“休む勇気”も必要です。
毎週のようにイベントへ参加したり、複数の相手と同時にやり取りしたりしていると、心は徐々に疲弊します。
自分のペースで活動し、趣味の時間や友人との時間を大切にすることで、メンタルのバランスが保てます。
また、心が疲れ切っていると、自分に合う相手を正しく判断できなくなるため、休息は婚活の質を高める重要な要素でもあります。
婚活疲れに悩んだら、以下の記事も参考にしてみてください。
婚活疲れとは?婚活に疲れないための対処法
プロのサポートを活用するメリット
30代婚活の強い味方となるのが、結婚相談所などの婚活のプロによるサポートです。
カウンセラーは客観的にあなたの魅力を見つけ、プロフィール作成のアドバイスや、相性の良い相手を紹介してくれます。
また、仮交際や真剣交際で悩んだときも相談できるため、一人で婚活するより精神的負担が軽くなります。
効率的に婚活を進めたい人ほど、プロのサポートを活用することで成功率が高まります。
「時間を無駄にしたくない」「確実に前に進みたい」という方にとって非常に心強い選択肢です。
今どきの婚活方法の種類と選び方
自分に合った婚活方法を見つけることは、成功への近道です。今回はアプリ、結婚相談所、SNS、オンラインコミュニティについて、みていきます。
マッチングアプリ
手軽に始められるマッチングアプリは、30代の婚活において非常に人気です。数多くのアプリが存在し、ライトな出会いから婚活目的まで、さまざまなニーズに対応しています。
よくWebやTVで見かけるプラットフォームとしては下記のようなものがありますね。
・Pairs(ペアーズ): 国内最大級のマッチングアプリ。豊富な会員数と充実した機能が魅力。
・Omiai(オミアイ): 真剣な出会いを求める人が多く、婚活に特化したアプリ。
・with(ウィズ): 相性診断に基づいて相手を紹介してくれるアプリ。心理学に基づいたマッチングが特徴。
・Tinder(ティンダー):男女ともに無料で利用できる世界最大級のソーシャル系マッチングアプリ。マッチングからメッセージのやり取り、実際に会うまでを無料で楽しめる。
概ね、どのプラットフォームにも30代およびその前後の世代のユーザーがいるので、自身の好みやマッチする人の傾向をみながら2〜3つくらいサービスを掛け持ってみるのも手です。安全性や利用者の質、年代層など、機能性をしっかりと吟味して選びましょう。
結婚相談所
専任のアドバイザーが、あなたの希望や条件に合った相手を紹介してくれるのが、結婚相談所です。個人に合わせた細かいサポートが強みで、理想の相手像や、具体的な結婚計画を持っている30代には特におすすめです。大手では下記のようなお店があります。
・サンマリエ:古参の結婚相談所。「仲人」と呼ばれるスタッフの対応力に定評。
・IBJメンバーズ:業界最大手の結婚相談所。会員数は約8万人。
・パートナーエージェント:データに基づいた婚活サポートを提供し、成婚率の高さが強み。
・オーネット:全国に拠点を持ち、約12万人の会員数を持つ結婚相談所。
結婚相談所では、入会前に無料カウンセリングを受けることができ、自分に合った結婚相談所かどうか見極められます。お店の雰囲気はしっかりチェックしてくださいね。
SNS
X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokなど、SNSも出会いの場として活用されています。SNSでは気軽に見知らぬ人にメッセージを送れますし、共通の趣味や興味を持つ人とのコミュニティが形成されています。そこから恋愛に発展するケースも少なくありません。
ただし、相手がどんな人かは会うまでわかりません。実際に会う際は公共の場所を選ぶ、身元が確かな人とのみ交流するなど、セキュリティ対策も忘れずに行いましょう。
オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティは、共通の関心事を持つ人々が集まる場であり、婚活にも応用できます。趣味や専門知識を活かして活動することで、相性の良い相手との出会いが期待できます。
まずは趣味のオンラインサロンを探してみるのがおすすめ。写真、旅行、料理、読書、お酒など、共通の趣味を持つ人と交流できます。ただし皆が皆、出会いを求めているわけではないことに留意しましょう。
また、その人の素性がわからない場合もありますので、SNSでの出会いと同じくらいの心構えは必要です。
30代が婚活を成功させるためのコツ
婚活を成功させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
自己分析をしっかりと
自分の強み、弱み、価値観、結婚相手に求める条件などを明確化することで、自分に合ったパートナーを見つけやすくなります。
中国の有名な言葉で「自分のことを知り、相手のことを知っていれば、戦いに負けることはない」というものがあります(彼を知り己を知れば百戦殆からず)。
自分のことを深く理解することで、相手へのアピールポイントも明確になり、自信を持って婚活に臨むことができるんです。
コミュニケーションスキルを磨く
相手に自分を正しく理解してもらうためには、自分の考えや思いをしっかりと言葉にするチカラを磨くことも必要です。
「つい人見知りしてしまう…」という人の中にも、異性が苦手、人混みが苦手、そもそも会話が苦手など、タイプは細分化されます。他人との会話が苦手なら、マッチングアプリなどのオンラインを活かすか、合コンなどで場数を踏むのがおすすめです。
また、自分の考えや気持ちを伝えるだけでなく、相手の話を丁寧に聞き、共感する姿勢も大切です。
前向きな姿勢で取り組む
婚活は、時にうまくいかないことや、辛いこともあるかもしれません。しかし、ポジティブな姿勢を保つことで、相手に良い印象を与え、前向きに婚活を進めることができます。
リアルな期待値と理想のパートナー像の明確化
理想のパートナー像を持つことは大切ですが、理想が高すぎると、婚活の成功を妨げてしまう可能性があります。
特に30代になると、同年代は結婚し、年下の異性は同年代と付き合うため、なかなかいい相手がいない、という事態に陥ることも。現実的な期待値を設定し、理想と現実のバランスを意識しましょう。
第三者の意見も聞く
自分だけの考えに固執すると、見落としがちなポイントがあります。無意味な先入観に囚われて、せっかくのチャンスをなくしてしまうのは本当にもったいない!信頼できる友人や家族、プロフェッショナルの意見を聞くことで、自分の婚活に新たな視点を取り入れることができます。
まとめ
30代からの婚活は、焦らず、そして楽しみながら進めていくことが大切です。この記事で紹介したポイントを参考に、自分に合った婚活方法を見つけ、理想のパートナーとの出会いを掴んでください。

望月 昭男
サンマリエ婚活カウンセラー
カウンセラー歴25年












