会えなくても愛は育つ!遠距離恋愛のメリット・デメリットと乗り越え方
【記事公開日】2023/2/28
【最終更新日】2025/10/28
目次
- 遠距離恋愛とは?よくあるケース
- 転勤・転職による引っ越し
- 進学・留学
- 出張・単身赴任
- オンラインでの出会い
- 遠距離恋愛の現状と傾向
- 増加傾向にある背景
- 遠距離恋愛経験者の割合
- 結婚につながるケースも多数
- 遠距離恋愛のメリット
- たまにしか会えない分新鮮さがなくなりにくい
- 会えない時間が愛を育てる
- 会えないのが辛くて結婚を意識しやすい
- 遠距離恋愛のデメリット
- 会いたいと思ったときに会えない
- 別の身近な異性に恋愛感情を持ってしまう可能性がある
- 会うための交通費がかかる
- 遠距離恋愛がうまくいく人の特徴とは?
- 自立している
- 信頼関係を築ける
- 将来のビジョンが共有できている
- 遠距離恋愛を長く続けるコツ
- 信頼関係を築くための努力をする
- 短い時間でも会う機会を増やす
- 定期的に連絡をする
- 相手の行動に干渉しすぎない
- お互いのスケジュールを共有する
- お互いに自立する
- 寂しさが辛く感じるときの対処法
- 趣味に没頭する
- 会いたいという気持ちを相手に伝える
- ビデオチャットを活用する
- 次のデートのスケジュールを立てる
- 遠距離恋愛は結婚に進展しやすい?
- まとめ
遠く離れた相手との恋愛。会えたときの喜びもひとしおですが、それまでの時間が寂しいし苦しい……そう思ってしまうことはありませんか?
先が見えなくて不安、もう別れてしまった方が楽になれるのか、そう感じてしまう方へ。今回は、「遠距離恋愛のメリットとデメリット」、そして「遠距離恋愛を長く続けるコツ」をお伝えします。
会えない日々も少しでも楽しく過ごせるように。遠距離恋愛に少しでも悩む方は必読です。
遠距離恋愛とは?よくあるケース
遠距離恋愛とは、物理的に離れた場所で交際を続ける恋愛の形。最近ではさまざまな理由から遠距離になるカップルが増えています。
転勤・転職による引っ越し
仕事の都合で片方が地方や海外へ移動するケース。社会人カップルに多く、転勤や単身赴任をきっかけに住む場所に距離が生まれます。
進学・留学
大学進学や語学留学など、進路の違いから学生同士が離れてしまうケースです。お互いの夢を追うための選択ですから、応援しながら関係を続ける姿勢が大切です。
出張・単身赴任
一時的な勤務先変更で、数ヶ月〜数年離れて暮らすケース。転勤や転職と比べて、期限の決まった遠距離ではありますが、当人たちからするとそれでも長い期間。定期的な帰省や連絡の取り方が関係維持のポイントになります。
オンラインでの出会い
デジタル時代ならではの新しい恋愛スタイル。マッチングアプリやSNSなど、オンラインで出会い、最初から遠距離で始まる恋愛も増加しています。
遠距離恋愛の現状と傾向
最近、遠距離恋愛を経験するカップルは意外と増えています。しかも、喜ばしい結末を迎えた人も少なくありません。
増加傾向にある背景
コロナ禍以降、オンラインでの出会いやリモートワークが一般化し、物理的距離を理由に恋愛を諦める人が減りました。遠距離恋愛は“特別なもの”ではなく、“ひとつの選択肢”として受け入れられつつある現状です。
遠距離恋愛経験者の割合
ウェブサービス会社、マイクロミルが行った「マクロミルアンケート」によると、20〜30代の約3割が「遠距離恋愛を経験したことがある」と回答。遠距離恋愛とは、思った以上に身近な恋愛スタイルといえます。
参考URL:https://zexy.net/contents/lovenews/article.php?d=20230607
結婚につながるケースも多数
距離があるからこそ、お互いを思いやる気持ちや「信頼」「将来への意識」が強まるという声も。実際、遠距離を乗り越えて結婚したカップルも少なくありません。
物理的な距離があっても、心の距離まで離れてしまうことばかりではありません。近くにいなくても絆を深めることも十分に可能なのです。
遠距離恋愛のメリット
遠距離恋愛はデメリットが多いイメージがあるかもしれませんが、実は以下のような3つのメリットがあるのです。ではさっそく、遠距離恋愛の3つのメリットについて紹介していきましょう。
たまにしか会えない分新鮮さがなくなりにくい
遠距離恋愛は近距離の恋愛と比較して、相手となかなか会えません。月に一回しか会えないカップルも少なくありませんが、その分、久しぶりに会えたときの喜びもひとしおです。
さらに、会う頻度が少ないと、新鮮さがなくなりにくいのもメリットの一つ。近距離の恋愛でありがちな「マンネリ化」も、遠距離恋愛のほうが起こりにくい傾向にあります。
会えない時間が愛を育てる
相手に会えない時間は寂しさを感じるものですが、たまにしか会えないからこと、相手の大切さを実感しやすいものです。
まさに、「会えない時間が愛を育てる」と言っても過言ではありません。会えない時間には、「会えたときには何をしてあげよう」「素敵なデートになるようにサプライズを用意しよう」と、相手のためにできることを考えることが多いため、お互いが相手を大切にする気持ちが生まれやすいのもメリットです。
会えないのが辛くて結婚を意識しやすい
遠距離恋愛で会えない時間が続くと、「会えなくて辛い」「いつでも一緒にいたい」と思います。その結果、お互いに結婚を意識しやすいというのも、遠距離恋愛のメリットの一つ。
結婚をして一緒に住めば、会えなくて辛い思いをしなくて済みます。いつでも一緒にいられますから、遠距離恋愛のデメリットの一部を解決できるということですね。
遠距離恋愛のデメリット
では次に、遠距離恋愛のデメリットについても見ていきましょう。
会いたいと思ったときに会えない
遠距離恋愛は会いたいと思ってもすぐに会えないため、寂しさを感じやすいのが大きなメリットです。さみしがり屋の性格の人や、いつでも一緒にいたいタイプの人は、寂しさが我慢できず、遠距離恋愛は続かない人も少なくありません。
別の身近な異性に恋愛感情を持ってしまう可能性がある
なかなか相手に会えない寂しさから、別の身近な異性に気持ちが揺らいでしまう可能性があるというのも、遠距離恋愛ならではのデメリットです。
相手に会いたいときや寂しい思いをしているときに、それを埋めてくれる異性が身近にいると、いつの間にか好意を持ってしまう可能性があります。
また、身近な異性に恋愛感情を持ってしまう可能性があることは、別のデメリットもあるのです。自分が側にいない間に「浮気されてしまわないか心配」「相手の気持ちが離れてしまったらどうしよう」など、不安を感じやすいのも、遠距離恋愛のマイナス面と言えます。
会うための交通費がかかる
仕方のないことではありますが、相手に会いに行くためには交通費がかかります。片道数千円程度で、月に1回程度であればバイト代やお給料でなんとかなるかもしれません。
しかし、飛行機に乗る必要があるなど、片道1万円以上する場合だと、「交通費がかさむので、なかなか会いに行けない」と悩む人は多いはず。会うのにほとんどお金がかからない近距離恋愛より、交通費がかかってしまうのも遠距離恋愛のデメリットです。
遠距離恋愛がうまくいく人の特徴とは?
遠距離恋愛では「物理的に離れている」ことで、近距離の恋愛とは違った難しさや、意識すべきポイントがあります。しかし、上手くゴールインまで繋げられた人も相当数いるのも事実。彼に共通しているのは“ある特徴”だといいます。以下で、特に重要な3つの特徴を紹介しましょう。
自立している
遠距離恋愛をしている人にとって「自分自身の生活を楽しめる」「自分の時間を充実させられる」時間が作れるというのは大きなメリット。むしろ、この2点に注力すれば、恋愛関係にも良い影響を与えられると言えます。
例えば、仕事・趣味・友人関係など、自分の世界を大切にしている人ほど、恋愛にも余裕を持てる傾向があります。
相手からの連絡をただ待つだけではなく、自分自身の時間を大事にして、恋愛意外も豊かにしていくこと。気が付けば、会えない時間も焦りや不安を抱えにくくなります。そしてその“余裕”が、結果的に相手に対して優しさや安心感を与える土台となるのです。
信頼関係を築ける
会えない時間の長い遠距離だからこそ、連絡の頻度よりも「信頼の質」。たとえば、「相手がどこで何をしているか把握していないと不安」という状態だと、いくら連絡を取り合っていても、距離がストレスに直結してしまいます。反対に、「会えなくても、お互いがそれぞれの時間を大切にできている」「約束を守る」「気持ちを言葉にできる」といった信頼があると、関係は安定しやすいでしょう。
注意なのは「相手を疑わない」ようにするという話ではないこと。むしろ、意識しすぎると自然と疑いの心が生まれてしまいますから、「自分が安心して相手に依存しすぎない」「相手の生活やペースを尊重できる」という感覚を持てるのがベストです。このような関係性があると、距離があっても心の距離を縮めやすくなります。
将来のビジョンが共有できている
距離があると「このままずっとこのまま離れているのでは」「この関係にゴールがあるのか?」という不安が生まれてしまうもの。
一方、将来像さえ見えていればストレスはグッと減ります。例えば、次に会う日を決めておく、転勤や引っ越しの予定をいつか相談しておく、結婚や同棲の時期をぼんやりでも話しておく、など、2人の将来に対する方向性やビジョンが共有できていると遠距離恋愛も楽しくなるかもしれません。
遠距離恋愛を長く続けるコツ
相手と離れている遠距離恋愛は、なかなか会えなくて寂しい思いをしたり、不安になりやすかったりと色々な悩みがつきものです。
では、そんな遠距離恋愛を長く続けるにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、遠距離恋愛を長く続けるコツを3つ解説します。
信頼関係を築くための努力をする
遠距離恋愛でもっとも大切なのは、信頼関係を築くための努力をすることです。
相手と離れている遠距離恋愛では、相手の状況や気持ちが分かりにくいことから不安になりやすいもの。
しかし不安のあまりネガティブ思考に陥ってしまうと、良くない想像ばかりが膨らみ、相手のことが信用できなくなってしまいます。
そうならないためにも、普段からお互いの気持ちを言葉で伝えるようにしましょう。愛情表現はもちろん、不安や心配ごとがあれば素直な気持ちを打ち明けると良いでしょう。
また、遠距離恋愛では些細なことでも不安になりやすいため、
・飲み会などで男女が集まる場合は事前に伝える
・約束は必ず守る
など、相手を安心させることも大切です。
短い時間でも会う機会を増やす
相手との距離にもよりますが、数時間程度で会える距離にいる場合は、数時間でも会うことで寂しさが埋まることもあります。
半日や1日デートをしようと思うとなかなか時間が取れないかもしれませんが、数時間程度であれば都合もつきやすいはず。お互い、なるべく会う時間を捻出するようにすると、寂しさが軽減されて遠距離恋愛は長く続きやすくなります。
定期的に連絡をする
なかなか会えない遠距離恋愛では、定期的に連絡をしてコミュニケーションを取ることが大切です。
近況報告やたわいもない話をして楽しむのはもちろん、忙しくて時間のないときは「おはよう」や「お疲れさま」といったメッセージでも良いでしょう。
ちょっとしたメッセージを送るだけでも「いつでも相手のことを思っている」ということが伝わるため、相手を安心させることができます。
また、電話やメッセージだけでなく、顔が見えるビデオチャットでの会話もおすすめですよ。
相手の行動に干渉しすぎない
遠距離恋愛において、相手の状況や行動が気になってしまうのは仕方のないことです。しかし、相手の行動に干渉しすぎないように気を付けましょう。
例えばメッセージの返信を何度も催促したり、「今何してるの?」「誰といるの?」というように、相手の行動に干渉するようなメッセージを頻繁に送ったりするのはNGです。
このような干渉が続くことで、相手の気持ちが離れてしまう原因に。また、「常に相手のことが気になる」という状態は、自分自身も辛くなってしまいます。
お互いに程よい距離感を意識することが、遠距離恋愛を長続きさせるポイントと言えるでしょう。
お互いのスケジュールを共有する
遠距離恋愛は相手が何をしているのか、連絡しても良い時間なのか、といったことが全くわからないことから、すれ違いが起こりやすいものです。
すれ違いから不信感が生まれる場合もあるため、お互いの仕事の時間や飲み会、遊びの予定などを共有することは安心感につながります。
今ではお互いの予定を共有できるアプリもありますので、そのようなものを上手に活用し、会えないことによるすれ違いを少しでも減らしていきましょう。
お互いに自立する
相手のことばかり考えていると、会えない辛さが強くなってしまいます。お互い自立して、相手のことばかり考える時間を減らす努力が必要です。
のちほど詳しく解説しますが、何もしないと相手のことを考えてしまうタイプの人は、新しい趣味を見つけたり仕事に没頭したりなど、相手以外のことを考える時間を意識的に作ってみてください。
寂しさが辛く感じるときの対処法
遠距離恋愛は相手となかなか会えないため、どうしても寂しく感じるものです。
ここでは、そんな遠距離恋愛の寂しさが辛く感じるときの対処法を3つ紹介します。
趣味に没頭する
相手と会えない時間は寂しいものですが、そんなときは趣味や好きなことに没頭してみることをおすすめします。
趣味に没頭して充実した時間を過ごすことで、自然と「寂しい」という気持ちが和らいでいきます。
もし「これといった趣味がない」という人は、新たな趣味や勉強にチャレンジしたり、自分磨きに専念したりすると良いでしょう。
恋愛以外に楽しめることがあると、相手に依存しすぎることなく、程よい距離感を保てるというメリットもありますよ。
会いたいという気持ちを相手に伝える
「会いたくて寂しい」という気持ちは、自分だけで抱え込んでしまうと辛いものです。
思い切って「会いたい」という気持ちを相手に伝えてみましょう。自分の気持ちを素直に打ち明けることで、意外に寂しさは和らぐものです。
さらに相手も同じ気持ちであることが分かると、お互いに「一緒に乗り越えていこう」と思えるため、より前向きになれるでしょう。
ビデオチャットを活用する
相手もしくは自分が海外にいるなど、簡単に会えない遠距離恋愛の場合は、ビデオチャットを活用するのがおすすめです。
ビデオチャットは電話とは違い、お互いの顔を見ながら会話できます。電話だけより寂しさが軽減でき、髪を切ったことやインテリアの変化など、相手の近況を知れる便利なツールです。
次のデートのスケジュールを立てる
寂しくて辛いときは、次回のデートのスケジュールを立ててみるのもおすすめです。
「次に会うときは目一杯楽しもう」という気持ちでスケジュールを立てることで、寂しい気持ちは自然と薄まっていくはず。
具体的なデートのスケジュールでなくても、「2人でやりたいことリスト」を作ってみるのも良いでしょう。
遠距離恋愛は結婚に進展しやすい?
「遠距離恋愛は結婚に進展しやすい?」と気になる人も多いでしょう。
実際のところ、遠距離恋愛になってしまうことがきっかけで結婚の話が進展するのはよくあることです。
また、遠距離恋愛で会えない期間が長くなると「一緒にいるためには結婚するのが良い」という結論になることも。
決して「遠距離恋愛=結婚しやすい」というわけではありませんが、遠距離恋愛は結婚のきっかけにはなりやすいと言えるでしょう。
まとめ
遠距離恋愛のメリットとデメリットや、遠距離恋愛を長く続けるコツを解説しました。
相手に会えない遠距離恋愛は辛いことも多いですが、相手の大切さを実感しやすいといったメリットもあります。
もし「遠距離恋愛が寂しくて辛い」と感じたら、自分の時間を充実させたり、相手とのコミュニケーションの時間を大切にしたりすると良いでしょう。
今回紹介した内容を参考に、遠距離恋愛を楽しみながら相手との絆を深めていってくださいね。

再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中












