結婚できない女性に共通する特徴7選と1年以内に成果を出す婚活戦略
【記事公開日】2023/10/18
【最終更新日】2025/5/30
目次
- 未婚女性は増加している
- 結婚できない女性に見られる特徴と共通点7選
- 1.婚活の意欲がない女性
- 2.「相手は普通の人でいい」と考えている
- 3.「結婚相手を自慢できるかどうか」で選んでいる
- 4.そもそも出会いが少ない
- 5.自分の時間・趣味に没頭している
- 6.運命的な出会いを期待している
- 婚活を成功させるための心構え
- 結婚の期限を宣言する
- 理想の男性をイメージする
- 自分を客観的に把握する
- 結婚願望を明確にする
- 婚活事情を理解し、現実的な条件を設定する
- 婚活女性が知っておくべき結婚相手の特徴
- 理想の男性に共通するポイント
- 結婚生活をイメージする
- 条件だけでなく人柄を重視する
- 婚活カウンセラーが教える成功の秘訣
- 婚活を前向きに捉える
- 自分の問題点を見つける
- 理想の相手がいたら積極的にアピールする
- 心に余裕をもつ
- まとめ
「結婚したいけど、自分にはできない」と感じる女性が増えています。周りが認めるようないい人や、美人であっても、結婚を難しいと感じる人もいます。なぜでしょうか?
この記事では、結婚できない女性の特徴に加え、女性が「結婚できないかも?」と不安に感じる瞬間や、男性が結婚相手の女性に求める特徴、結婚できない女性が結婚するためのポイントを解説していきます。
未婚女性は増加している
女性の未婚率は40年前から年々増加しています。厚生労働省の調査では、30~34歳の女性の未婚率が1980年に10%未満だったのに対し、2015年には34.6%まで増加していることがわかっています。
年齢階級別未婚率の推移
未婚女性とひとくちに言っても、「結婚したくない人」と「結婚したいけどできない人」にわかれます。そのなかで、「結婚したいけどできない人」については、いくつか共通する特徴が存在します。
結婚できない女性に見られる特徴と共通点7選
結婚願望があるにも関わらず結婚できない女性に見られる特徴は、主導権が相手任せであることです。具体的な例を見ていきましょう。
1.婚活の意欲がない女性
女性の中には、「婚活するのは嫌!私は自然に出会って結婚したい!」と考えている方も一定数います。
自然な出会いに憧れるのは、誰もが一度は経験するもの。しかし、「そのうちきっと魅力的な男性と出会えるはず」と考え、行動範囲を全く広げようとしない場合は、結婚が難しくなります。
周囲から一目置かれるような綺麗な方であっても、なぜか結婚相手が見つからない…ということも。そういった方の多くは、自分から婚活に有効なアクションをしていない可能性があります。
男性会員のなかにも、「いまの生活環境に出会いがないから結婚相談所に登録した」という方が多くいます。現時点で結婚できていないのは、自分の行動範囲内に相性のいい異性がいないせいかもしれません。
奇跡が起きるのを待ち続けるのではなく、行動範囲を広げることで出会いのチャンスを広げましょう。
2.「相手は普通の人でいい」と考えている
結婚できない女性から、「相手は普通の人でいいのに」ということをよく聞きます。しかし、意外と「普通の人」の存在は貴重です。結婚相談所サンマリエの場合、男性会員の平均年収は600万円を超えており、過半数の方が大卒以上の学歴であるにも関わらず、です。
なぜでしょうか?
実は、普通の男性を求めて多くの条件をつけていくと、相手がなかなかの希少な優良物件だった、というケースが多くあります。例えば身長や、勤めている企業のレベル、年代などでソートした結果、競争率が高い相手ばかりが表示されるという現象が起きます。
競争率が高い相手の場合、多くのお見合いが持ち込まれます。その中で「普通の人”で”いい」という考えを持っている女性と、「この人が特別に良い!」と感じる女性が出てきた際に、男性会員はやはり自分への興味・関心をより強く持つ女性を選んでしまうのです。
少し厳しい表現ですが、「上から目線」を卒業しない限り、相手にとっても自分自身が「普通の人」に映ります。
「普通の男性でいいのに結婚できない」と考えている女性は自分が男性を選ぶ前に、自分が男性に結婚したいと思ってもらえるのかを一度見直してみましょう。
3.「結婚相手を自慢できるかどうか」で選んでいる
また、周囲に自慢できるかどうかで男性を選んでしまっているのも、結婚できない女性の特徴の一つです。
・友人の夫よりも年収が高い人じゃないとダメ
・自分や、親兄弟よりもいい大学を出ていないとダメ
・誰もが振り向くようなイケメンじゃないとダメ
・身長は175cm以上ないとダメ
・有名企業に勤めていないとダメ
などと男性をパートナーとしてではなく、自分を彩るアクセサリーとしてしか見ていないうちはその態度が相手にも伝わってしまい、男性から選ばれることはありません。
結婚は二人が幸せに暮らしていくためにするものであって、決して自分の承認欲求を満たすためにするものではないはず。自分の価値観で相手を探してみてください。
4.そもそも出会いが少ない
職場は結婚に繋がる出会いがとても多い場所です。国立社会保障・人工問題研究所が夫婦を対象に行った「配偶者と知り合ったきっかけ」の調査によると、結婚相手との出会いのきっかけのうち、職場や仕事で出会った人の割合は21.4%。既婚者の5人に1人は仕事場で相手と出会ったということになります。
参考までに、TOP5は下記のとおりです。
1位 友人・兄弟姉妹を通じて 25.9%
2位 職場や仕事で 21.4%
3位 学校で 14.1%
4位 ネットで 13.6%
5位 見合い結婚 9.0%
参考:第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より「配偶者と知り合ったきっかけ」のうち、結婚が2018年7月~2021年6月のもの。
しかし、職業によっては男性がほとんどいない、という環境もありえます。職場に適齢期の独身男性がいないのであれば、行動範囲を広げる必要があります。友人や知人に紹介してもらう、結婚相談所の相談会に足を運ぶなど、新たな環境を作るような工夫が必要です。
5.自分の時間・趣味に没頭している
夢中になっている趣味があると、結婚は二の次になってしまう場合があります。特に、人とのつながりや交流のない趣味に深くハマってしまうと、出会いの機会は減っていくでしょう。
特に近年は、趣味の対象が急速に広がっています。例えば、従来のアイドルに加えて、YouTuberや2.5次元俳優、韓流、声優、配信者など、推しの対象になる存在が増えました。アニメも見放題が当たり前になり、ゲームの遊び放題も増えています。競馬やバイク、野球観戦など、かつては男性が多くを占めていた趣味も、男女共通のものになってきました。
このような女性は、結婚への憧れはあるものの、好きになれる男性になかなか出会えないという悩みを持っている人が多いのが特徴です。深い趣味を持っているなら、それを逆手に、オフ会などに参加してみては。あるいはオタク用の結婚相談やマッチングサービスを提供する会社を利用するのも手です。
6.運命的な出会いを期待している
ある日とつぜん白馬に乗った王子様が…そんなシチュエーションを待ち望んだことのある女性は多いのではないでしょうか。しかし多くの人にとって、これはあくまで空想上のお話。実際は、先述した「配偶者と知り合ったきっかけ」にあるとおり、知人のつてや、職場・学校など、日常的な接点が出会いの中心で、そうではない場合も、マッチングアプリや結婚相談所などでの出会いが多い傾向です。
運命の相手は、待っているだけでは訪れないと思っておきましょう。
婚活を成功させるための心構え
ここからは、結婚相手を見つけるためにするべき心構えと、目標設定の考え方をお伝えします。
結婚の期限を宣言する
最も手間が少なく、かつ効果的な方法は「宣言」です。「3年以内に結婚する」と、友人に話したり、SNSに書いたり、いつも使っている手帳のいつも目にする部分に書き入れてみましょう。
期限を設定して、その顛末を誰かに見張ってもらうことは。行動に一貫性と目的意識を持たせるための強力なツールです。そして期限を区切ることで、いつごろどうなっているべきかの明確なタイムラインを持つことができ、婚活活動に対する具体的な計画を立てやすくなります。
なんとなく結婚したい、恋人があまり途切れない、でも結婚できない…という人に特におすすめです。
理想の男性をイメージする
婚活を始めるにあたり、どんな人と結婚したいのか、具体的な理想を持つことが非常に重要です。ここが漠然としたままでは、出会いのチャンスがあっても気づかなかったり、本当に自分に合う人を見極められなかったりする可能性があります。
まずは内面的な要素で欠かせないポイントをはっきりさせておきましょう。誠実さ、優しさ、ユーモアのセンス、知性、金銭感覚、仕事への取り組み方、家族観、将来に対するビジョンなど、理想のパートナーのイメージを書き出してください。趣味、休日の過ごし方、食の好み、住みたい場所など、共に生活する上での相性も考慮に入れると良いでしょう。
もちろん身長、体型、顔立ち、ファッションのスタイルなど、好みの外見も考えておくのに越したことはありません。ただし、固執しすぎないことも大切です。
リストアップが終わったら、ぜひ将来一緒に過ごす日常の場面を想像してみてください。例えば、朝食を共にしている風景、休日に一緒に趣味を楽しんでいる様子、困難なことに直面した時に支え合っている姿など。
具体的に思い描くことで、よりリアルな理想像が形成されます。理想を明確にすることは、婚活の羅針盤を持つことと同じです。ただし、理想に100%合致する人が現れるとは限りません。リストはあくまで指針とし、出会う人々の良い面に目を向ける柔軟性を重視してみてください。
自分を客観的に把握する
自分自身についても深く理解することが、婚活成功への近道です。自分の強みや改善すべき点を正確に理解することで、より魅力的で相性の良い相手と出会うチャンスが広がります。
結婚願望を明確にする
「なぜ結婚したいのか?」「結婚してどんな生活を送りたいのか?」をじっくりと考えたことはありますか?
なぜ結婚したいのか、そして生涯のパートナーに何を求めているのかを整頓することで婚活の軸が定まりやすくなります。逆に結婚願望が曖昧なままでは、迷いが増えますし、婚活のモチベーションは上がりません。
「安心感が欲しいから」「好きな人とずっと一緒にいたいから」「子供が欲しいから」「経済的な安定を求めているから」「親を安心させたいから」など、結婚したい理由は人それぞれです。表面的な理由だけでなく、その奥にある本当の気持ちを見つめ直してみましょう。
婚活事情を理解し、現実的な条件を設定する
理想のパートナー像を描くことは大切です。でも同時に、現在の婚活市場の動向を理解し、現実的な条件設定をすることも不可欠です。
理想と現実のバランスは「競争率」と言い換えてもいいかも知れません。年齢、年収、学歴など、誰からみても高スペックな相手を求める場合、自分自身がそれに見合っているかを考える必要があります。
このあたりは婚活サービスの情報サイトや、結婚相談所のカウンセラーからの情報も参考になります。
一方で、価値観や生活習慣、将来のビジョンなど、内面的な条件をしっかり詰めておけると、掘り出し物件とも呼べる運命の人に出会いやすくなります。
現実的な条件設定とは、自分の価値を下げることではありません。むしろ、より多くの出会いの可能性を広げ、本当に大切なものを見極めるための戦略。スムーズで実りある婚活を進めるためにも、じっくり考えてみてくださいね。
婚活女性が知っておくべき結婚相手の特徴
婚活で相手を見極める際に、ぜひ注目したいポイントをご紹介します。
理想の男性に共通するポイント
長く幸せな結婚生活を送っている男性にはいくつか共通点があります。経済的な安定や職業といった「条件面」と、思いやりやコミュニケーション能力などの「性格的特徴」の双方をしっかりと見極めてみましょう。
・安定性
安定性という言葉の中には「収入(お金)」と「性格(精神)」の2軸があります。
安定した職業に就いている、収入に見合った堅実な金銭感覚を持っている、将来に向けた貯蓄や計画性があるなど、経済的な安定感は安心感に繋がります。
また、精神的に落ち着いており、感情をコントロールできる男性は、信頼関係を築く上での大きな基盤となります。
・誠実さ、やさしさ
約束を守る、嘘をつかない、他人に対して正直かどうかなどの行動をしっかりチェック。口がうまいだけでなく、しっかりと誠実に周囲の人々へ接しているかがポイントです。
また、相手の気持ちを理解しようとする姿勢があると、日常生活の中での小さな誤解や喧嘩の解決もスムーズです。
・野心
仕事や趣味、自己成長など、何かしら目標に向かって努力する姿勢を持っているかも、実は大切なポイントです。単に地位や名誉を求める「オレ様」タイプとは違います。目標とする将来像に向かって頑張れているなどの「ポジティブなエネルギー」を持っていることが大切です。
結婚生活をイメージする
婚活で出会った相手と、将来的にどのような結婚生活を送ることになるのか、ちょっと考えてみましょう。朝起きてから夜寝るまで、一緒にどのような時間を過ごしたいですか?
もちろんキラキラな新婚生活を思い浮かべることも大切ですが、家事の分担はどうするか、仕事から帰宅した後の過ごし方、食べているもの、みているテレビ番組など、地味な部分をしっかりイメージすることがもっと大切。どのような場所に住みたいか、いつ寝る、いつ起きる、子供は欲しいか、もし欲しいなら何人くらいか、週末は何に時間を使いたいか、など、習慣や人生観を受け入れられるかどうかのテストだと思ってイメージをしてみてください。
条件だけでなく人柄を重視する
相手の年齢、年収、職業といった「条件」は、最初のスクリーニングとして確かに重要ですが、相手が必ずしも10年後に同じ状況とは限りませんし、自分の理想も変動している場合がありますよね。
一方で、共感力やコミュニケーション能力、感情知能(EQ…自分の感情を理解しコントロールする能力)といった人柄の特性は、一度形成されると比較的変化しにくく、結婚生活の質を大きく左右します。
もちろん、条件面を完全に無視するわけではありません。生活の基盤となる経済力や、将来設計に関わる年齢などは考慮すべき点です。しかし、最終的な判断においては、スペックだけにとらわれず、「この人と一緒にいて心から安らげるか」「困難な時も支え合っていけるか」といった、人柄の部分をしっかりと見極めることが、後悔のない結婚相手選びに繋がるのです。
婚活カウンセラーが教える成功の秘訣
最後に、長年多くの婚活者をサポートしてきた専門家である婚活カウンセラーから聞いた、婚活を成功に導くための秘訣をいくつかご紹介します。
婚活を前向きに捉える
「大切なのは『前向き力』です。婚活は、時に期待通りに進まなかったり、心が折れそうになったりすることもあるかもしれません。しかし、そんな時に『前向き力』があると、辛いときもモチベーションが消えず、むしろやる気につながり、婚活の成功につながります。」
自分の問題点を見つける
「婚活のいいところは、コミュニケーションを通じて自分の課題に気づけることです。お見合い、デートなどを最初から完璧にこなす人はいません。問題点を見つけ、『次はこうするぞ!』と改善することで、人間的に成長していく人がいっぱいいるんです。そしてそういった人からは前向きなオーラが出る。前向きなオーラは、自然と前向きな人を惹きつけます。」
理想の相手がいたら積極的にアピールする
「素敵と思える相手と出逢ったら、受け身でいるだけではチャンスを逃してしまうかもしれません。相手に好印象をもってもらえるアクションを起こせるといいですね。
例えば笑顔は最高のコミュニケーションツールですし、相手の目を見て話すと『興味がある』というのをアピールできます。そうした相手の話を熱心に聞く姿勢が一番大事で、自分の得意なこと、好きなこと、大切にしている価値観などは、自慢話にならないレベル感にすることが大切ですね。そしてデートやお見合いの終わりには、次の約束に繋げるような言葉を必ずかけてください」
心に余裕をもつ
「婚活は、時に精神的なプレッシャーや焦りを感じやすい活動ですし、どれだけ努力しても、最終的には「ご縁」が大きく影響します。
ですが、そんな時こそ心に余裕をもつことが、結果的に良い出会いを引き寄せます。完璧を求めすぎると、自分自身を追い詰めてしまいますから、自分にも相手にも完璧を求めず、楽しみながら過ごすくらいがちょうどいいんです。
婚活を義務感で進めるようになったり、しんどそうにしていたりといった際は『少し間をあけてもいいかもしれません』とアドバイスすることもあるんです」
まとめ
今回は、結婚できない女性に共通して見られる特徴と、結婚成功させるためのポイントについて深掘りしてご紹介してきました。
今回挙げた特徴に当てはまる女性は、現状のままだと結婚できない状態がさらに長引いてしまう可能性が高いです。
まずは、いつまでに結婚したいか、明確にすること。そして、日常生活においてどこを改善すべきかを見直してみてください。

再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中
結婚したいのにできないと悩んでいる女性の多くは、行動できていないのが原因です。普段は職場と家の往復で、休日は同性の友人と女子会…このような生活パターンを続けていては、出会いがなくて当然といえます。現在交際相手がいないが結婚したいと考えたら、多くの男性と出会えるように積極的に行動してみてくださいね。