20代男性の理想の相手探し:自分に合った結婚相手の見つけ方ガイド
【記事公開日】2025/8/18
【最終更新日】2025/8/18
目次
20代という若さは、自分の将来を見据える大切な時期です。
そのなかで「理想の相手と出会って結婚したい」と願う男性は少なくありません。
しかし現代は、結婚の価値観が多様化し、理想のパートナーを見つけることが難しくなっています。
本記事では、20代男性が自分に合った結婚相手を見つけるために必要な知識や行動指針を、実際の統計データや価値観の変化を踏まえて詳しく解説します。
20代男性の結婚率
2020年時点での統計によると、25〜29歳の男性既婚率は約28.3%です。
20〜24歳に至っては3.0%程度であり、20代の大半は未婚であることがわかります。
一方、30〜34歳では約46.5%、35〜39歳ではおよそ60%に達し、30代に入ってから結婚する男性が主流となっていることが数字から明らかです。
1980年には25〜29歳男性の既婚率が60%近くありましたが、現在では約半分に減少しています。
つまりこの40年間で、結婚のタイミングは大きく後ろ倒しになったのです。
晩婚化の理由
経済的不安
20代男性の平均年収は約350万円前後とされています。
しかし住宅購入や育児費用の見通しを立てるには不安が残ると感じる人が多く、結婚に踏み切れない要因の一つになっています。
価値観の多様化
SNSやインターネットを通じて、さまざまな生き方を目にする機会が増えました。
その結果、「結婚しなくても幸せになれる」と考える20代男性も増え、結婚は絶対条件ではないという価値観が広がっています。
出会いの不足
かつては親戚や知人を通じて出会いが生まれることが一般的でした。
しかし現代では、自分から積極的に行動しなければ出会いの機会が得られません。
この変化が、晩婚化や未婚化に拍車をかけています。
20代で結婚したいと思う理由
平均初婚年齢が30歳前後に延びているとはいえ、「20代のうちに結婚したい」と考えている男性も一定数存在します。
リクルートブライダル総研の調査によると、25〜29歳の独身男性のうち42%が「30歳までに結婚したい」と回答しています。
この数字は、若い世代においても結婚に対する意欲が決して低くないことを示しています。
一人前だと認められたい
「家庭を持ってこそ一人前」という価値観は、今なお多くの人々の中に根付いています。
社会的な責任を果たし、大人として認められたいという思いから、早めの結婚を望む男性もいます。
安心感がほしい
仕事や人間関係のストレスを抱える中で、支え合えるパートナーの存在は大きな安心感をもたらします。
孤独を感じやすい現代だからこそ、結婚を通じて精神的な安定を求める人が増えています。
親の期待に応えたい
実家に帰るたびに「そろそろいい人はいないの?」と声をかけられることは、多くの20代男性が経験しています。
親の安心のため、あるいは親孝行の一環として結婚を意識することもあります。
同年代の友人が結婚をした
SNSなどで友人の結婚報告を見るたびに、「自分だけが取り残されたように感じる」という声も多く聞かれます。
こうした周囲の影響も、結婚を意識するきっかけになります。
早めに子供がほしい
将来子供を持ちたいと考える場合、なるべく若いうちに結婚しておきたいと考えるのは自然なことです。
妊娠への負担を少なくしたいという配慮も、20代での結婚を望む理由となります。
理想の結婚相手を見つけるためのポイント
理想の結婚相手と出会うには、ただ待つのではなく、準備と行動が欠かせません。
20代のうちに納得のいくパートナーを見つけたいなら、自分自身の価値観や条件を見つめ直すことから始めましょう。
結婚生活に何を希望するかリスト化する
どのような家庭を築きたいのか、何を大切にしたいのか、まずは自分の理想像を明確にしましょう。
例えば「共働き希望」「子育てに積極的な人が良い」「休日の過ごし方は一緒にいたい」など、細かく書き出すことで、自分の軸がはっきりしてきます。
このリストは、相手選びの際にブレない判断基準にもなります。
自分の市場価値を知る
婚活における「市場価値」とは、相手からどの程度魅力的に見られているかの指標です。
年収、職業、外見、コミュニケーション力など、複数の要素が複合的に影響します。
自己評価だけでなく、婚活サービスのプロフィール作成や第三者の意見なども活用して、客観的に把握しておくことが大切です。
相手の条件を絞り込む
理想の相手像が漠然としていると、出会いの場で迷いが生じます。
まず「絶対に譲れない条件(例:子供が欲しい、非喫煙者)」と「あれば嬉しい条件(例:趣味が合う、実家が近い)」を分けて考えましょう。
この作業をしておくと、実際のマッチング時に自信を持って判断できるようになります。
自分に合う婚活サービスを探す
婚活手段にはさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分の性格や目的に合ったサービスを選ぶことで、無駄なストレスを回避し、効率的な活動が可能になります。
代表的な婚活サービスは以下の4つに分類されます。
【結婚相談所】
プロのカウンセラーが付き、成婚までをサポート。費用はかかるが、真剣度の高い相手と出会いやすい。
【マッチングアプリ】
手軽に始められ、出会いの幅が広がる。真剣な人からライトな出会い目的の人までさまざま。
【婚活パーティー・街コン】
短時間で多くの異性と会えるイベント形式。人見知りの人にはややハードルが高いことも。
【趣味サークル・イベント型コミュニティ】
自然な形での出会いが可能。恋愛よりもまずは友達から始めたい人向け。
くわしくは以下の記事で解説しています
「はじめての婚活のやり方とは?婚活初心者はどうすればいいかおすすめの方法を紹介!」
婚活を成功させるコツ
婚活は、自分自身の成長と向き合うプロセスでもあります。
成功のカギは、単なる出会いの数ではなく、心構えや行動習慣にあります。
ここでは、20代男性が婚活を前向きに進めるための具体的なコツをご紹介します。
婚活を楽しむ
婚活は義務ではなく、人生を豊かにするための活動です。
緊張やプレッシャーにばかり意識を向けるのではなく、新たな人と出会い、自分の世界を広げる機会と捉えましょう。
その前向きな姿勢が、自然な笑顔や会話を引き出し、相手への印象も良くなります。
焦らず、自分に合ったペースで進める
他人のスピードに惑わされず、自分自身の心の準備や状況に合ったペースで進めることが大切です。
焦りから無理に相手を選んでしまうと、後々後悔につながることもあります。
婚活はマラソンのようなもの。自分のリズムを大切にしましょう。
婚活サポートを活用する
婚活に行き詰まったときには、プロの力を借りることも有効です。
たとえば以下のようなサポートがあります。
・結婚相談所の専属カウンセラー(月額1.5万〜3万円+成婚料10万〜20万円)
・マンツーマンの婚活コーチング(オンライン中心で月額1万〜2万円)
・恋愛心理学を学ぶ講座・ワークショップ(1回5,000円〜2万円)
これらを利用することで、客観的な視点や戦略的なアドバイスを得られ、婚活の質がぐっと上がります。
SNSや他人の結婚情報に惑わされない
SNSでは友人や同僚の華やかな結婚報告が次々と流れてきます。
しかしそれはあくまで「見せたい一部」に過ぎません。
自分と他人を比較して落ち込んでしまうのは本質的ではありません。
自分軸を強化する方法としておすすめなのが、「寝る前5分の日記習慣」です。
1日の出来事と感情を手書きで書き出すことで、自己理解が深まり、他人の情報に左右されにくくなります。
ポイントは「他人と比較せず、自分だけの感情を書く」ことです。
まとめ
20代男性の多くは、まだ結婚に対して漠然とした不安や迷いを抱えています。
それでも「理想の相手と出会いたい」という想いがあるなら、自分自身と向き合い、計画的に動くことが大切です。
20代の結婚率は低下傾向にありますが、それはあなたが出遅れているという意味ではありません。
むしろ、今のうちに将来のビジョンを描き、理想の生活やパートナー像を明確にしておくことが、他の誰よりも早く満足のいく結婚へとつながる第一歩となります。
自分に合った婚活サービスを選び、焦らず前向きな気持ちで取り組めば、必ず理想の相手と出会えるはずです。
人と比べるのではなく、自分の価値観と人生設計に忠実に行動していきましょう。

望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年