婚活での複数交際はあり?複数交際のメリットデメリットと注意点を解説
【記事公開日】2022/4/8
【最終更新日】2024/12/10
目次
婚活をはじめると、多くの異性と出会うことになります。
そのため、出会った段階で一人の異性に絞るのは難しく、やむを得ず複数人と同時進行になることも少なくありません。
中には「複数交際は相手に申し訳なくて抵抗がある…」と感じる人もいるでしょう。
しかし、一般的な恋愛であればともかく、婚活では複数交際によるメリットも多いのです。
ただしデメリットや注意点もいくつか存在します。
そこでこの記事では、
・婚活で複数交際するメリットとデメリット
・婚活で複数交際する時の注意点
これらについて解説していきます。
婚活の複数交際って?
婚活の複数交際とは、まだ相手との距離感が近くない初期の状態で、複数人と交際しつつ結婚相手を選ぶことを言います。
そもそも多くの異性と出会う婚活では、出会った段階で一人に絞るのは難しく、必然的に複数交際になってしまうこともあるでしょう。
婚活での複数交際は、一人ずつ交際をして相手を見極めるよりも、複数人の中から選ぶことができるので、時間を有効に使えるなどのメリットもあります。
ただし複数交際をするのはあくまでも「お友達期間中」に限ります。結婚を前提とした交際に突入してからは、一人に絞るのが婚活のマナーです。
結婚について相手と話すようになった段階で、他の相手には断りを入れておきましょう。
婚活で複数交際するメリット
婚活の複数交際には、次のようなメリットがあります。
・時間効率が良い
・相性の良し悪しがわかりやすい
・断られた時のダメージが少ない
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
時間効率が良い
婚活では、一人ずつ交際していては時間がかかり過ぎてしまう場合があります。
なぜなら、婚活で出会った相手と相性が合わずに別れた場合、新たな出会いをまた一から探さなければならないからです。
しかし複数交際であれば、仮に一人と別れたとしても他の異性との関係は継続しているので、「誰ともお付き合いしていない」という期間を極力減らすことができます。
このことから考えても、婚活での複数交際は時間効率が良いと言えるでしょう。
相性の良し悪しがわかりやすい
複数人と同時に交際するからこそ、自分にとって居心地の良い相手もわかりやすいのではないでしょうか。
「Aさんといると時間を忘れるくらい楽しいけれど、Bさんとのデートは少し疲れてしまうな。」
このように、複数人と同時進行で交際するということは、常に比較対象となる異性がいるということ。
つまり複数交際では、自分との相性の良し悪しがわかりやすいというメリットもあるのです。
断られた時のダメージが少ない
複数交際の場合、仮にその中の一人に断られてもダメージが少なくてすむ場合があります。
複数人と交際していれば、一人から断られたとしても「他の人と成婚できるようにがんばろう」と、気持ちを切り替えもしやすくなるのではないでしょうか。
もし一人に絞って交際していた場合、
「この人を逃したらもう後がないかもしれない」
「また一から出会いを探さなければならない」
という思いから、その人だけに固執してしまうことも考えられます。この場合、断られた時のショックもそれだけ大きくなるかもしれません。
気持ちの余裕という点も、メリットのひとつと言えるでしょう。
婚活で複数交際するデメリット
婚活の複数交際には、メリットだけでなく次のようなデメリットも存在します。
・スケジュールが圧迫され疲れてしまう
・相手を間違えてしまいやすい
・複数交際に否定的の人もいる
それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。
スケジュールが圧迫され疲れてしまう
複数交際のデメリットのひとつは、やはり「スケジュールが圧迫されてしまい疲れてしまいやすい」ことが挙げられます。
例えばメッセージのやりとり一つでも、人によって内容を変えたり、相手を間違えないようにメッセージを送ったりと想像以上に神経を使うものです。
また、一人に偏らないようにデートのスケジュール調整をする必要もあります。デートが連日続くことで「疲れた…」と感じてしまうこともあるでしょう。
いくら婚活では複数交際可能とはいえ、相手の人数は無理のない範囲にしておくことが望ましいでしょう。
相手を間違えてしまう
複数交際では、相手を間違えてしまいやすいというデメリットもあります。
同時進行の人数が増えるほど、相手の名前を間違えて呼んでしまったり、メッセージを違う相手に送ってしまったりするリスクも高くなります。
相手を間違えてしまうと相手からの印象が悪くなってしまうこともありますので、十分気を付ける必要があるでしょう。
複数交際に否定的の人もいる
婚活において複数交際はよくあることですが、中には複数交際に否定的な人もいます。
そのような人と交際する場合、複数交際が知られてしまうと印象が悪くなるばかりではなく、最悪の場合はお断りされてしまうケースも。
そのため相手の価値観や性格を考慮した上で、慎重に交際を進めていくと良いでしょう。
婚活で複数交際する時の注意点
ここでは、婚活で複数交際する時の注意点を2つお話ししていきます。
人数は無理のない範囲で
婚活での複数交際は、人数が多すぎるとそれだけ時間や体力に負担がかかります。
そのため複数交際する人数は無理のない2~3人程度にしておく方が良いかもしれません。
メッセージのやり取りをはじめたばかりの段階ならまだしも、デートをする段階で多くの相手と交際していると、一人一人への対応が雑になってしまいがちです。
出会った人、一人ひとりを大切に考えて交際をしていくためにも、人数は増やし過ぎないことをおすすめします。
相手を間違えない
婚活の複数交際では、相手を間違えないように常に気を付ける必要があります。
デートや電話で違う相手の名前を呼んでしまったり、メッセージの誤送信をしたりしてしまうと、相手からの印象が悪くなってしまうかもしれません。
同時進行の人数が増えるほど相手を間違えるリスクは高くなりますから、人数を絞るのも一つの方法です。
複数交際中であることを相手に伝える?
婚活で複数交際をしている場合、相手に複数交際中であることを伝えるべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、相手に複数交際中であることを
・伝えた方が良い場合
・伝えない方が良い場合
これら2つのケースについてお話ししていきます。
また、伝える前に複数交際が相手に知られてしまった時の対処方法についても解説しますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
伝えた方が良い場合
「相手が積極的すぎて困っている…」
「真剣交際を申し込まれたけれど、もう少し見極めるための時間がほしい」
このような場合、あえて同時交際中であることを相手に伝えるのは有効な手段です。
「他の人ともやりとりをしているので、急がないでほしい」と伝えることで、相手も冷静になってくれるかもしれません。
また、相手から複数交際中であることを告げられたタイミングで、自分も同じであることを正直に伝えるのもおすすめです。
伝えない方が良い場合
相手が同時交際に否定的だったり、真面目なタイプだったりする場合、同時交際中であることを伝えると「二股をかけられた」「裏切られた」と思われてしまうケースも。
そのため相手の性格などを考慮した上で、伝える・伝えないかを判断すると良いでしょう。
複数交際していることが相手に知られた場合
複数交際中であることを相手に知られてしまったというケースもあるでしょう。
通常婚活では、相手の活動状況をあれこれ詮索するのはマナー違反とすることが多いのですが、相手によっては複数交際のことを聞いてくるかもしれません。
この場合、下手に嘘をつくのはおすすめしません。
嘘をついたりごまかしたりすることで、かえって信頼が失われてしまう場合があるので注意が必要です。
相手に知られてしまい、そのことを聞かれた場合は正直に「他の人とも交際をしています」と伝えましょう。
複数交際していることが相手に知られたとしても、正直に・誠実に対応することが大切です。
まとめ
婚活で複数交際するメリットとデメリット、そして同時進行する場合の注意点についてお話ししました。
婚活において複数交際は、効率良く婚活ができるなどのメリットも多くありますが、それだけ時間も手間もかかるのは事実です。
あまり負担が増えないよう、上手に複数交際というシステムを利用するようにしてくださいね。

望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年