空回りとは、あなたのような状態を指すのではないでしょうか。自分から別れを切り出しておいて、まだ好きだなんて。でも、私は、あなたの判断は正しかったと思いますよ。相手の思惑が怖くて何でも話せない相手というのは、つきあったとしても、いずれは別れの時が来るものです。でも、気が済まないなら、もう一度やり直したいと言ってみたらどうでしょう。それで拒絶されたり、やり直したものの、うまくいかなければ今度こそあきらめがつくというもの。というよりあきらめなくては先に進めません。最近、私はつくづく思うのですが、恋に一番大事なのは「あきらめ」です。ここまでは努力したんだけど、もうこの先は…という限界にきたら、あきらめることです。初めは無理でも、運動したり、勉強したり、仕事したり、アイロンをかけたり、単純作業でも何でもいいからカラダを動かしているうちに、心もいつしかカラダに付いてくるものです。紫式部も歌っています。“数ならぬ心に身をばまかせねど　身にしたがふは心なりけり”…物の数にも入らぬ私の心のままには我が身はならないが、我が身に支配されるのが心なのであった…と。はじめにカラダありき、です。カラダを先に動かせば、好きな気持ちは、いつかどこかに行ってしまうことと私は信じています。