はじめまして。本当の幸せについてご相談をどうぞよろしくお願いします。
私の夢は好きな人と結婚することです。叶えるために頑張りそして2年前、お互いに自然に手をつなぎ好きな人ができました。彼から”交際したい”と言ってくれた時はとても幸せでした。その後も、彼の建設的な考え方・精神力の強さ・ユーモアなど知れば知るほど私の理想でした。しかし、別れが6ヵ月後に。理由は私が好きになりすぎて、重荷になりフラれてしまいました。今は、気持ちの整理し好きな人を探そうと頑張ってます。
何人か出会い、相手と真剣に接しました。みんなが認めるいい人。こんな私に好意を抱いてくれる人。でも心から愛せないのです。パーフェクトな人を探そうとは思っていません。でも自然と湧き出てくる愛情。ケンカしてもまた会いたくなるような。私も30歳。独身の女友達も減り機会も少ない中、夢を追わず。相手には失礼ですが想ってくれる人と結婚も考えなくていけないのかなと。しかし本当の幸せは？と悩みます。あなたじゃなければいけないし、私ではなければ困ると言いたいです。文章が乱雑ですみません。今後のアドバイスを頂ければ幸いです。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
この質問に関する回答
今あなたはたいへんおなかがすいているとします。そしてあなたは自分の大好物を食べたいと頭の中に思い浮かべました。大好物は焼肉だったとします。少々値段がはりますが、今日はどうしても焼肉が食べたかったのです。このときの食欲という意欲は最高潮です。30分かけても、おいしいと評判の焼肉屋に行く気力も十分あるし、大金を払う気力もあります。ハングリーさは人に多大な意欲を与えます。
さて、あなたはまだ焼肉を口にしていない今、このようにおなかがすいている状態を幸せと感じますか？ いいえ、そう感じないはずです。いくら食欲が最高潮であったとしても、まだ満足感を味わっていないのですから、幸せのはずがありません。
さて、実際に焼肉屋に行き、あなたはたらふく焼肉を食べました。もう満腹です。このときはじめてあなたは幸せを感じるはずです。でも満腹になった今、あなたは焼肉を食べたいという意欲は消えうせていることに気づくはずです。自分の大好物の焼肉なのに、満腹になって幸福感を感じると、食欲は消失します。
つまり、人間の脳では意欲と幸福（満足）は両立しないことがわかります。強い意欲が出ているときは幸福（満足）感は感じず、幸福（満足）を感じると意欲が出なくなるのです。脳のシステム上、強欲は幸せを感じさせない仕組みになっているということです。
それでは恋愛に話を戻しましょう。あなたは好きな人としか結婚したくないという強い意欲を持っています。これは強欲の状態です。
ただし、なぜあなたのその意欲が強いのか考えたことがあるでしょうか？ それは弱い意欲ではとうてい好きな人と結婚できないことを知っているからです。だから強い意欲を持っている。ということは、つまり、あなたが好きと思う相手は相当高望みである証拠になっています。そして強い意欲（強欲）が出ているときは、現状に幸福（満足）感を感じることができない脳の状態になっています。つまり、現状のあなたに声をかけてくる男性が何人いても、その男たちには満足を覚えることがないのです。逆に、もしあなたが幸福（満足）感を求めたいのなら、強い意欲を捨てなければなりません。何度も言いますが強い意欲とはあなたが言う「自分が好きな人との結婚」です。
あなたが強い意欲を持っているうちは、幸せは一生手に入りません。これは脳の構造上、あまりにも当たり前のことです。強い意欲を捨て去れば、あなたはとたんに幸せになれるのです。
脳のシステム上、弱い意欲で人を好きになることができれば、幸福感が手に入るということを表します。具体的に、弱い意欲というのは、相手から愛される恋愛のことを意味します。自分から獲得しようとする恋愛は強い意欲なのです。だから、女性はある程度大人になると、それまで向上心を燃やして「理想の異性」を求めていたものを「手の届く異性」に変更していくのです。これが弱い意欲というものです。
こう考えるとわかることは、幸せを手に入れることができない人は、自らそれを望んでそのようにしているということです。強い意欲が消えてしまうことに恐怖を感じているのです。人は誰もが向上しようと考えていますが、その気持ちが強すぎると、幸福感とは一生縁遠いのです。好きな人でなければならないという強い意欲を捨て去ることができれば、あなたは簡単に幸せを手に入れることができます。一度ゆっくり自問自答してみてください。