別れてからも友達としてつきあうというパターンは決して珍しくはありません。男性はよくこの手を使うものです。そして肉体関係を断ち切ることができないのもわかります。そしてあなたにとっては、つきあっていた頃と、今とでは一体何が違うのか？と思うかもしれません。会う回数は減ったものの、彼に他に好きな人ができたわけではないし、前と同じようにセックスをし、そしてデートの度に優しくしてくれる。そう、一見何も変わっていないという感じです。ただしそれはあなたがそう錯覚させられているだけです。あなたが現に今不安にかられているのが何よりの証拠です。今のようなつきあいにはメリットとディメリットがあります。そしてあなたはメリットにかけていて、ディメリットから目をそむけているからこそ、この恋愛が続いているのです。それではそのメリット、ディメリットを考えてみましょう。
　実は彼と別れたことで完全にあなたが不利になったことがあります。それは彼を束縛できないことです。あなたが彼の友達であり、正式な彼女ではないということは、彼が他に何人の女性とつきあおうとも、それをやめてという権利がありません。彼女から友達への降格は彼の独占権を奪われたということです。悪い言い方をすると、都合のいい女宣言されたということです。一般に肉体関係だけがあって、彼を全く束縛しない女性を都合のいい女といいますが、あなたは彼にそうされてしまったのです。すなわち、あなたと彼を結んでいるものは肉体でしかないので、この関係がなくなってしまうと友達関係も消滅します。手首を切ること、自殺することなど、彼があなたに関わらざるを得ない事件を起こし、彼の関心を集めるという方法はとても古典的ですが、それがあなたの魅力を上げることにはつながらず、逆に低下させてしまいます。ですから、自殺未遂という方法はベストな方法とは言えません。
　唯一のあなたの希望は彼との復縁ですが、もちろんありえない話ではありません。しかし、これはかなりの困難が予想されます。彼の今までとってきた行動を分析すると、彼が望んでいるのは「他の女性との自由なセックス」であり、たとえ今は相手がいなくても、望んでいることにかわりはありません。それが証拠に既にあなたとは「自由なセックスフレンド」の関係になっているではないですか。今後、復縁を望むのであればこのあなたが一番許せない部分を妥協しなければなりません。これを続けるのは苦しいという枠を越えて精神が崩壊する可能性があります。あなたがいつになったら、背伸びしていることに気づくのか？そこが気が気でありません。あきらめるも地獄、続けるも地獄です。しかし、前者には未来があり、後者には自分のプライドとの苦しい戦いのみがあるような気がします。