自分で言うのも何ですが、私はぶっちゃけ普通より可愛いほうだと思います。人からもそう言われるし、結構多趣味で誰とでも仲良く出来るため結構もてます。男女共にイイ女と言われることが多いです。でも、イイ人がなかなかいないんです。私は遊び人系は却下で見た目も中身も好青年じゃないと受け付けません。それなりの範囲内の人に告白されても一緒にいても面白みがなく楽しくない。一緒にいて楽しいと思う人に告白されても「この顔にはキスも出来ない」とか、友達としてなら一緒に歩けるけど恋人として街は歩けないという気持ちが先走り、なかなか妥協出来ません。私はそんなに高望みしてるつもりはないんです。街とか歩いててもカッコイイと思う人は沢山いるし最低限の顔と性格を求めた結果、好青年が好きって事に過ぎません。でもその好青年っていないんです。たまにいても大抵売却済み。これって高望みなんですか？
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この質問に関する回答
一般には、大人になるに従ってストライクゾーンは広くなっていきます。いろいろな経験をするうちに、最終的には自分といい関係を結べる相手、つまり相手の性格や中身の部分にだんだん比重が移っていくものです。それは妥協しているからではなく、人を見る目が広がってくるということで、本音の部分でこの人も魅力的だなと分かってくるのです。もちろんルックスも大事な要素で、その人固有のこだわりがありますから、実感として「この人とはキスできない」とおっしゃるあなたの気持ちは分かります。分かりますが、そういうものも、やはり変わっていくものなのです。性格的にいい人で、ある程度一緒に仲良くやっていけるような相手で、そしてその人と一緒にいて楽しければ、相手をあまり厳しく採点しないで付き合ってみることです。そうやって付き合っていく中で、相手の男性の部分を感じて「キスをしたらいい感じだった」とか、「意外に優しくてそのままベッドインしちゃいました」とか、それが自然の流れというものです。
ところが、あなたの場合は、あまりにも自分で先に条件を決めつけている。ジャニーズみたいな人じゃないとダメなんて言っていたら、現実はトレンディードラマじゃないんですから、うまくいかないのは当たりまえです。街を歩いてカッコイイかどうかで判断しているおかげで、あなたはずいぶん損をしています。外見をものすごく気にするのは、最近の困った傾向です。TVや映画でかわいくて、カッコイイ人ばかりをあまりにも見ているので、評価基準が非常に高くなってしまっているのです。
例えば、男性から見て十分魅力的だと思う女性でも、たいていの人は自分では太りすぎていると思っています。あれだけ様々なメディアでやせている人ばかり見せられていれば、「わたしみたいにふくよかじゃいけないのかな？」とみんな思ってしまうわけです。それは、現代のメディアが作ってしまったある種の不幸だと言えるでしょう。欧米なんかでは既にそれに気づき始めていて、実際より偏ったモデルさんを多用する雑誌は拒否するような動きがあり、スポンサーさんがつかなくなっています。社会的な影響として良くないから、そういう雑誌には協力しないというわけです。ヨーロッパでは特に顕著で、日本もだんだん変わってくるんじゃないでしょうか。
もうひとつの困った傾向は、恋愛を市場メカニズムで考えることです。私たちは物を売ったり買ったりする生活ばかりしているものですから、頭の中に無意識の市場メカニズムが働いて、かわいいから自分の価値はこのくらいで、そうすると相手もこのくらいでなければ採算が合わないと思い込んでしまうのです。でも、それは恋愛ではなく売春です。恋愛で、ルックスがつりあっている必要はないんです。
では、どうしたらよいかですが、男性とお付き合いする際に、恋愛とか即結婚とかあまり考えないで、ストライクゾーンを広げるためにも、「親しい異性の友だちがいたほうがいい」「誰もいないより誰かいたほうが楽しい」というところから入ってみてはどうでしょう。それから、いい人から売れていくのは当たり前で、場合によっては売却済みでもぶんどるぐらいの気持ちで臨んでもいいんじゃないでしょうか。