私の結婚観は、お互いが「この人と結婚したい」と思い合えて、できれば周りも結婚できる状況にある（家族や友達に祝福されるとか、不倫の関係じゃないとか）時、結婚するというのが理想と思っています。また、とっても好きな人がいて、相手も私を好いていてくれてお互いが結婚しようって思うことができれば結婚するし、相手が結婚したいと思っていないのなら、そのときは無理して結婚する時期ではない、お互いが思ったときにすればいいと思っているので、あくまでも結婚したいくらい好きな人との関係の形として結婚というものがあるだけで結婚そのものが先にたつというのには違和感があります。だから、結婚したいから相手を探すということは私にはできません。
今付き合って4年目の彼がいます。とっても大事な人で、彼も私のことは大事に思ってくれています。ただ、彼は自分の結婚観や将来のことを一切話しません。私自身一人暮らしが長いので誰かと一緒に生活するということに不安があることもあり、何とか彼と結婚したいというほどの気持ちもあるのかないのか自分でもよくわかりません。
ただ、前述の理想形をつくるなら彼ととは思っていますが、何分彼にその気がなさそうとなると私も今ひとつその気にならんというか、、、いったい自分はどうしたいのか、彼と結婚したいのか、結婚せずとも自立して今の彼との関係を大事にできればそれでいいのかはっきりさせたいと思うようになりました。今後の人生設計を考えるために。「彼と話し合えばいいじゃん」となるのでしょうが、なんか聞きたくない自分がいるのです。ようは、彼に「お前と結婚したい」と思ってもらいたいだけなのでしょうか。何かコメントがいただけるとうれしいです。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
この質問に関する回答
ひょっとしてあなたは、ほかに相手がいなくて、寂しくて彼とつきあっているのではないですか？
私も二十四、五歳のときに一人暮らしをはじめたのですが、二十五歳からつきあい始めた男に、二十六歳で振られてしまったとき、それまでにはない執着心で追いかけてしまったものです。でもその彼とは、デートするようになって一週間くらいで「合わない」と思っていたことが、当時の私の日記に書いてあるのです。これがそれ以前の、親と同居していた頃の私だったら、「合わない」と判断したら、セックスする前に、即、男を切り捨てていたはずです。でも一人暮らしの私は寂しくて、その彼とついセックスしてしまいました。そうしたら、それまで私が親との同居時代につきあった男(二人)とでは得られない快感を得てしまい、それとは別に、精神的にも彼に母親役・父親役を押しつけ、依存していったのです。その彼とは親どうしを紹介しあい、結婚を約束するところまでいきましたが、いざ彼が具体的に「結婚式場を探そう」などともちかけると、「まだ、あたし若いんだから、すぐには結婚したくない」などと言って逃げていたのです。そして私がそう言った四ヶ月後、彼に振られてしまったのでした。
すると、どうでしょう。「ひとりぼっちになった」と感じた私は、かつてない喪失感を覚えたのです。それで『いつの日か別の日か』という失恋本まで書いてしまったのですが、失恋から四ヶ月後、あるステキな男性と出会ったとたん、なんと、あれほど私が執着していた彼を思う気持ちが、瞬時に雲散霧消してしまいました。同時に、今の夫が現れました。そのときの私には、つきあう男が二人いたわけで、そういう余裕のある状態で、私は自分が本当に必要としている男は誰か、結婚したい相手は誰かというということを、冷静に判断することができて、夫とはデートするようになって三ヶ月後に結婚したのでした。
なんだか自分のことばかり書いてしまって恐縮ですが、私が今あなたに言えることは、もし寂しくて彼とつきあっているなら、それはそれでいいのですが、相手から別れを告げられたとき、きっと辛いだろうということです。だからできれば、彼以外の男性とも同時につきあってみて、寂しくない状態で、自分が本当に必要としているのは誰なのか、判断してほしいと思います。もしかしたら当面は誰も必要としていない自分を発見できるかもしれません。もしも複数の男性とつきあうのが無理なら、親と同居するなりして、やはり寂しくない状態で、今の彼への気持ちを確認してはいかがでしょう。
『源氏物語』の浮舟などは、愛人の薫に、あまりに長く放置されたばかりに、自分を無理に犯した匂宮に惹かれてしまいました。寂しい女は時として、このように現実を見失うものです。ただ、私の経験上、一人暮らしの女にとって、つきあう男は、ストーカーや強姦魔などから守ってくれるボディガードのようなところもあるので、あなたの身を守るためには、つきあう男がいるに越したことはないでしょう。