慰謝料裁判中というのですから、弁護士に相談なさっているのですね。すでに客観的な解決のための一策を投じていらしゃるわけですから、その結果を待ちながら、ご自分と二人の息子さんの暮らしをこれからどうしていきたいのか、じっくりと考えましょう。離婚しかないかどうか、ではなく、まずご自分のこれからのありようを考えてください。愛人とはすでに4年前からの付き合いというご主人なのですから、彼に今、何か期待をかけたり、希望を持つより、あなた自身のこれからの暮らしを考えるのが得策です。そして、そこに彼が必要なのかどうか、必要ならば、彼の存在がどういう風に必要なのか、を考えるべきですね。彼にどうしても戻ってきてほしいというのなら、なおさら、あなたが強く戻って欲しいと現時点で言えば言うほど、彼には逆効果となるはずです。
　現在あなたは、好き勝手にされたという生々しい記憶、精神的な打撃が癒されず、その被害感情が原動力となって動いています。それを押さえることはできませんから、大いにその揺れに悩んでいいのです。でも、一方で、あなたは年齢的にも女性として最も重要な地点にいることを忘れてはなりません。あなたのこれからの生き方が、一生を決め、そして、その母親の生き方によって、子どもたちの人生の基盤が作られると言っても過言ではありません。世の常識に囚われることなく、自分のこれからを作っていきましょう。女性の40代はエネルギーもあり、知性も感性も磨けばさらに輝く大事な時期です。ご主人を基本にして考えるのではなく、自分を基軸にして、考え直してみましょう。是非、頑張ってください。