＜エドワード＞
　あなたのご相談を読んで新聞記事での面白い実験が思い出されます。ネズミを迷路のケイジに入れ『餌はある一定の場所で食べられる』ように飼育します。それが当たり前になった頃、餌の補給を止めます。するとネズミの傾向として、『そんなはずはない』と思いながらも何日間で別の餌場を探し始めます。しかし、人間の行動を見るといつまでも『そんなはずはない』と思いながらも同じ場所でゲットしようとするのです。このような例はベストセラー「チーズはどこに消えた？」にも書かれ『人間のおろかさ』を分かりやすく表現してあります。あなたは、いつまでA地点で彼のことを思い続け、何かを得ようとすのでしょうか？A地点で踏み止まっているのはもうたくさんでしょう。そろそろ前進してもいいころですね。消極的でアクティブでない人は『GetａLife/ゲット ア ライフ』とアメリカではよく助言されます。その意味は、『つまらない何もしない/悩んだりする生活をやめて楽しめる生活をはじめなさい！』です。
＜かおり＞
　まだ彼のことが忘れられないようですが、先に進むことをお勧めします。私達も外国人との付き合いで相談を受けることがよくあります。欧米人の男性の傾向としては、付き合いたい相手に対しての最初のアプローチは、かなり積極的でホットです。日本女性の場合、そのアプローチや感情表現に最初は戸惑うものの、慣れるにつれ心地良く「彼は、自分に惚れている/ゾッコン！」と思えてしまう。これは、彼があなたを騙していたというのではありません。もちろん、最初は、あなたが好きで「付き合いたい」と思ったはずです。しかし、互いのコミットが強くなければ距離は、大敵ですし、19歳の夏休み、新しい出会いに目がくらむのは多々あることです。夏以降、電話をしたり、電話を待ったり、好きだと言ったりしていても「彼の気持ちはなく」とありますね。そんなに自分をみじめにしなくてもいいと思います。納得できない面もあるでしょうが「友達」としての態度/立場を確立すべきでしょう。そして、電話をしたり、呼び出さないことです。あなたが「電話をしても出てくれない」とありますが、友達の関係/付き合い方ってどんなものをいうのでしょうか？あなたの取っている言動は、友達以上で追いかけている状態？基本的に「追われれば逃げたくなる」人間/恋愛心理も理解しなくてはいけません。まして、今の彼はあなたに気持ちがないのですから。今までの言動が裏目に出ても当然です。彼は、若く、あなたの周りの友達が言うように人間性もあまり尊敬できる人ではなさそうです。悔しさもあるかも知れませんが、1つのレッスンと思って吹っ切ることです。今後は、真剣に英語を身につけ、しっかりとした価値観/方針/コミュニケーション技術を持ち論理的に物事を分析できる自分になるよう磨きをかけてください。
　＜エドワード＞
　 「友達」の定義を一度よく考えましょう。一般的に言うと、SEX抜きで付き合える異性の友達関係。それには、会話の面白さ、趣味などお互い向上し合える関係。楽しく、同等で励ましあえる関係等々。友達関係もそうですが、実は、恋愛関係も長く続かせるためにもこのようなベースも必要です（いつもSEXをしている訳ではないのですから）。ぜひ、かおりが言ったようにこれからは前向きに自分をレベルアップして、男性に依存するのではなく、自分は1人でもハッピーでいられるようにしていきましょう！こういう人は、相手から見て魅力的です。そして、逆にあなたを追いかけようとします。そうなるための方法＆ヒント等は、私の著書「ハッピーになるための10の習慣」マガジンハウス刊に書いてありますし、また、感心があればホームページにも著書より抜粋掲載していますのでハッピークイズと共にご覧になってみてください。