結婚相談所の歴史が丸わかり!相談所のルーツと結婚観の変化とは?

結婚相談所の歴史が丸わかり!相談所のルーツと結婚観の変化とは?

【記事公開日】2019/8/16
【最終更新日】2023/11/8

婚活の定番といえる結婚相談所は、ビジネスシステムが海外から伝わったことにより今にいたります。
結婚を斡旋する仕組みは日本にもありましたが、ビジネスシステムの影響や人々の結婚観が変わったことで、少しずつスタイルが変化してきました。

そこで今回は、結婚相談所のルーツ、さらに過去と現代では結婚観にどのような変化が見られるのかなど、婚活に役立つ情報を詳しく紹介します。
結婚相談所の成り立ちにも注目することで、より楽しみながら結婚相談所を利用することができるでしょう。

結婚相談所の起源は江戸時代

結婚相談所の起源は、江戸時代にまでさかのぼります。

江戸時代中期に、結婚を斡旋してくれる「慶安」というビジネス集団が存在していました。
人脈があり地域の人々から信頼されていた「大和慶安」という町医者が、縁結びに力を入れていたことが由来です。

もともとは、縁結びだけでなく雇用斡旋も行っていましたが、パートナーを探したいという人や家族の縁談をまとめたいというニーズが多いこと、そして雇用斡旋よりも縁結びのほうが利益につながることもあり、縁結びに力を入れるようになりました。

本格的な結婚相談所第1号が誕生したのは、明治時代に入ってからです。
明治13年に山口吉衛門が当局から許可をもらい、大阪に「養子女婿嫁妻妾縁組中媒取扱所」という看板を掲げました。
漢字ばかりで現代の人々にはわかりにくい看板ですが、簡単にまとめると「仲人業」を意味しています。

結婚相談所のビジネスモデルはドイツ!起源と現在までの流れ

結婚相談所は、日本オリジナルのサービスだと思っている人も少なくありません。
しかし、ドイツのビジネススタイルが大きく影響しています。
ここでは、現代の結婚相談所のスタイルを確立するまでの流れをチェックしてみましょう。

ウェディングドレスの女性

昭和

昭和50年代、ドイツのアルトマンシステム社が、「離婚の急増」や「出生率の低下」などの問題を解決する目的で研究を行い、自社の結婚相談所システムが他国でも有効かどうかリサーチするために日本に進出しました。

アルトマンシステム社が日本を選んだ理由は、日本と戦後復興に成功したドイツには類似点が多いことにあります。
コンピュータシステムによってデータ分析を行いつつ男女を引き合わせるマッチングサービスは、多くの日本人婚活希望者の興味を引き、その後、大手企業がマッチングサービスを導入した結婚相談所を次々に創業しました。

つまり、現代の日本での結婚相談所は、本来あった仲人によるパートナー探しにドイツのビジネスシステムを加えたものといえます。

平成

昭和60年に結婚相談所ブームはピークを迎え、その後は大手企業の撤退やアルトマンシステム社の倒産によって後退期に移行しました。

衰退にいたらなかった理由としては、それぞれの結婚相談所がネットサービスの特化・法人会員制・会員絞り込みなど、さまざまなサービス展開を行ったことが挙げられます。
それまでは「婚活=結婚相談所」が一般的でしたが、インターネットの普及や手軽さを求める利用者のニーズによって、出会い系サイト・婚活サイト・婚活パーティーなどが登場するようになりました。

現代

令和の時代を迎えた現代では、結婚相談所連盟に加盟している結婚相談所だけでも2,144件あります(2019年1月時点)。
条件に合った異性を紹介する仲人システムだけでなく、マッチングによる検索も選べる結婚相談所が増えています。

さらに、カウンセラーの配置やスキルアップセミナーの開催などにより、利用者がより快適にパートナー探しをしやすいサービスを提供しているのが特徴です。

結婚相談所を利用する層の変化

結婚相談所を利用して結婚した人の割合は、2000年は0.9%であったのに対し、2018年には2.4%に上昇しています。

また、最も結婚相談所の利用率が高いのが30代女性で全体の9%、2016年と比較すると3.5%増えているのが特徴です。
一方で、2016年に利用率が最も高かった40代男性は、10.4%からやや減少し8.6%となっています。

とはいえ、男性は年齢が上がるにつれて結婚相談所の利用者が増える点は変わりありません。
しかし、女性の場合は30代での利用者数が最も多く、ここ数年で男女の結婚相談所を利用するタイミングにやや差がでていることがわかります。

過去と現代で異なる結婚観

かつての日本では、「人生のうちで1度は結婚する」という考えが一般的でした。
しかし、近年、結婚に対する意識が変わってきたこともあり結婚は「選択行為」と考える人が増えています。
ここでは、過去と現代では結婚観にどのような変化が見られるのか、チェックしてみましょう。

結婚の自由度

「結婚は個人の自由」と考える人の割合は70%で、20代30代にいたっては90%もの人々が結婚の自由度を支持しています。

現代では「結婚=家や親のため」という考えよりも、「自分にタイミングや考え方によって結婚をするかどうか決める」という価値観を持つ人々が増えていることがわかります。
ただし、結婚したくないというわけではなく、「ある程度の年齢までには結婚したい」と考えている未婚者が多いのが実態です。

平均初婚年齢

1980年の平均初婚年齢は、男性が27.8歳、女性が25.2歳であったのに対し、2012年には男性が30.8歳、女性が29.2歳へと上昇しています。

結婚への自由度が高まったことや大学への進学率が高くなったことなど、さまざまな理由で晩婚化が進んでいるのが特徴です。
それにともない、第一子を出産する年齢も高まっており、少子化のひとつの原因としてとらえられています。

結婚の利点

結婚することの利点として、「精神的な安らぎが得られる」「子どもや家族が持てる」という点を挙げる男女が多くみられます。

また、共働きが一般的になりつつある現代では、「経済的な余裕が持てる」点もメリットのひとつといえるでしょう。
結婚することに対して「利点がある」と答えた割合は、男女ともに「利点はない」という回答を上回り、結婚に対して前向きなイメージを持っていることがうかがえます。

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結婚に前向きな男女が集まる結婚相談所で結婚相手を見つけよう!

婚活の定番サービスといえる結婚相談所ですが、その歴史を知らない人は意外と多いものです。

仲人が男女の縁結びをする結婚相談所という形が、江戸時代にすでにあったことに驚く人も多いことでしょう。

結婚に対する意識が変化している現代だからこそ、自分に合った方法で生涯のパートナーを見つける必要があります。
これからパートナーを見つけたいと考えている人は、ぜひ歴史ある結婚相談所というサービスを利用して婚活してみてはいかがでしょうか。


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