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婚活中の50代女性が直面した現実!苦戦する理由と婚活事例を紹介

婚活中の50代女性が直面した現実!苦戦する理由と婚活事例を紹介

【記事公開日】2024/2/13
【最終更新日】2024/2/21

「50代の婚活 成功の秘訣」「50代の婚活は成功できる」…そういった甘い言葉だけを信じてしまい、婚活に失敗する50代が多いということは案外知られていません。

50代の婚活は、自分の恋愛感情だけでなく、家族の介護や子育て、自分自身の将来や仕事、お金などのさまざまな事情が絡みやすく、なかなかいい人と出会えなかったり、出会った後の交際がダラダラと続いたりしがちです。

しかし不安になってばかりなのも、もったいない話。この記事では結婚相談所サンマリエに寄せられた50代女性の婚活から、苦戦した事例、うまくいった事例をもとに、婚活の注意点について解説をしていきます。

婚活中の50代女性が直面した現実とは?

50代女性の婚活で直面しやすい壁はいくつかあります。30代~40代の婚活と圧倒的に異なるのは、出会う男性の属性や傾向です。この章では50代男女の結婚環境と、50代女性が婚活で直面しがちな現実問題を取り上げます。

50歳時の未婚率は、男性約3割女性が約2割

国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2023年)」では、2020年時点の50歳未婚率は男性28.25%、女性17.81%でした。この数値は年々高まっており、1960年の男性1.26%、女性1.88%と比べ、圧倒的な隔たりがあります。

男女の人口はほぼ50:50ですから、この数値を見ると女性の売り手市場に見えるかもしれません。しかし、現実はもう少し厳しいと言えます。くわしくは後述します。

50代女性の結婚率は?

・50代女性初婚率
[国立社会保障・人口問題研究所]によると、2018年時点でもっとも初婚率が高いのは男女ともに25〜29歳で、男性が46.15%、女性が55.71%です。

対して、50〜54歳の男性の初婚率は0.75%。 女性は0.33%と、かなり初婚を迎える人が少なくなることがわかります。

・50代女性再婚率
初婚とは別に、再婚のデータもあります。令和3年時点の50代再婚率は男性16.55%、女性は14.57%です。つまり、結婚と離婚を経て再び結婚をする50代は、10組のうち1~2組程度にとどまるという計算になります。

婚活市場における50代女性の現状

上記のデータから、婚活する50代女性の現実問題として挙げられるのは下記の2つです。

・希望する条件の男性がいない
・交際を申し込んでも断られることが増える

次の章で詳しくご紹介します。

50代婚活女子が直面する「壁」とは?

ここからは、具体的に50代女性が結婚を目指す際に課題となるポイントを解説します。

- そもそもいい相手と出会わない
多くの結婚志望者がすでに結婚しているため、再婚などの場合を除き、いい相手と呼べる人が少ない。

- 自分よりも年収の高い人とマッチングしない
高年収の男性の多くがすでに家庭を持っており、再婚などの場合を除き、一般的に高年収と言われる男性との結婚は難しいでしょう。

- 相手の価値観が昭和時代で止まっている。家庭に入るのが当たり前という考えを持っている
思春期を昭和時代で過ごした1960年代~1970年代生まれ。仕事熱心、若い世代との交流が少ないなどの理由で、価値観のアップデートが止まっている人が多い可能性があります

- 家族の介護や看取りが交際条件だった
親が70~80代に差し掛かっており、介護の手伝いを求められる場合があります。

- 年下とマッチングしない
40代男性のうち、育児の希望がある人は20代~30代の女性とのマッチングを希望します。また育児願望がなくても、若い世代との結婚を望む男性が一定数存在します。

- お見合いした相手と思った以上に話が盛り上がらない
50代まで未婚の男性のなかには、仕事一筋で生きてきた方や、会話や人付き合いがそもそも苦手だが周りの勧めもあって結婚相談所に登録したという人がいます。そのため自分が会話を盛り上げる、リードするなどの心構えが必要になる場合もあります。

50代女性が婚活で苦戦する理由

では、なぜこうした現実問題に直面してしまう50代女性が多いのでしょうか。そのカギは、自分の市場価値やライフスタイルを無視した、無理のある婚活方法にあるのかもしれません。

理想の男性をめぐる年下女性との競争

婚活市場では、男性よりも女性の方が若い年齢層の人々との競争が激しいことがあります。男性が同年代または若い女性と結婚を希望する場合、50代の女性にとっては競争が激しくなる傾向があります。

また、ハイスペック男性ほどより若い女性を求める傾向が高くなることを把握しておきましょう。理想が高い女性は結婚できない、と世間から言われる理由の1つがこの婚活市場特有のバランスにありと言えます。

自分の価値観、固定概念を変えられない

年齢が上がるにつれ、自分の価値観を譲れなくなることは増えていきます。特に結婚がマストでない人ほど、自分を曲げ、ストレスを貯めてまで結婚しようとは考えないもの。

しかし、相手の価値観を受け入れず、固定概念にとらわれてしまっていると、婚活に苦戦するのもまた現実。自身のこだわりポイントを減らし、相手といかに折り合いをつけるかが重要になってきます。

婚活に充てる時間がとれない

仕事や家族への責任に追われた結果、婚活する暇がない…。これは特に働く女性に見られる傾向ですが、50代女性はより一層婚活に充てる時間やエネルギーが限られるため、婚活に苦戦する要因になります。

50代女性の婚活事例とアドバイス

しかし、ネガティブな現実を打破する方法もあります。50代ならではの婚活での戦い方を、実際に結婚相談所を訪れた女性の声や事例をもとにアドバイスをしていきます。

事例1.好きになれる相手と出会えない

【54歳女性】
マッチングアプリと趣味サークルで婚活している女性。出会いはそれなりに多く積極的に活動しているが、1、2回デートをしても好きになれず断ってしまうのを繰り返している。いい人はたくさんいるのに好きになれないなんて、このまま誰とも結婚できない気がする。

アドバイス
50代女性が恋愛からしばらく遠ざかってしまっていた場合、恋愛モードになるのに時間がかかってしまうことが多くなります。しかし、デート1,2回で相手を好きになれなくても、何度か会っているうちに好意が芽生えることも多くなります。このような場合は時間をかけてみるのがオススメ。

こちらの記事で詳しくご紹介しています。
婚活で「好きになれる相手がいない」のはなぜ?原因と対処法3選

事例2.結婚願望のある男性との出会いがない

【57歳女性】
マッチングアプリと婚活パーティーで婚活している女性。同年代から64歳までの男性希望で婚活しているが、結婚の話をすると引かれてしまう事が多い。先日も2か月程交際した男性から、「今すぐ結婚を考えているわけではない」と言われてしまったところ。事実婚も視野に入れなければいけないのかと思ってきている。

アドバイス
独身者が増えているとはいえ、50代男性の多くは既婚者や、現在独身でも離婚経験者だったりすることが多くなります。また、結婚願望のある男性そのものが少ないため、なかなか出会えないこともあるでしょう。マッチングアプリでは出会い目的の男性も登録できるため、できるだけ結婚意欲の高い男性と出会える婚活方法に切り替えるのがオススメです。
また、出会ってすぐに結婚についての話題ばかりだと、結婚をすぐに決断しなければならないと感じてしまい、距離をとられてしまうかもしれません。なるべく焦った様子は見せずに、相手との距離を縮めてみてください。

事例3.年下男性からのアプローチに踏み切れない

【51歳女性】
離婚後、結婚相談所で活動し、40代の男性からアプローチを受けている女性。離婚した元夫含め、年上男性としか交際したことがなく戸惑っている。
年下男性だと経済的に頼られてしまうのではないか、そのうち若い女性に目移りされてしまうのではないかと心配で、真剣交際になかなか踏み切れずにいる。

アドバイス
年下との結婚を目指す男性が多い一方、年上女性に魅力を感じる男性もいます。真剣にアプローチしてきているのであれば年齢のことは気にせず、交際をスタートさせてみては。
交際しているうちに、経済的負担と折り合いがつかない、誠実さが見えない、などのネガティブ要素が目立つようなら、その時に交際を終了すれば大丈夫。割り切って考えてみましょう。

事例4.相手男性との価値観の違いに悩む

【53歳女性】
婚活サイトで出会った58歳の男性と3か月交際中の女性。そろそろ結婚についての話も出てきているが、相手が実家住まいで家事一切を母親がやっているとのこと。結婚後は家事を任せると言われてしまい、憂鬱になっている。今時は男性も家事をやるものだという話をしてみても、家事はやったことがないと歩み寄ってくれる姿勢が見えない。結婚しても大丈夫だろうかと不安になっている。

アドバイス
結婚において価値観の合う・合わないは重要な要素です。家事や仕事など、日常生活でトラブルになりかねません。自分も相手も家事をしたくないという家庭の場合、ある程度の経済的余裕があれば家事代行サービスを頼ってみるのも手。価値観の合わない部分があるのは当然なので、まずじっくりと話し合うのが大切です。どうしてもお互いに譲歩ができない場合は、撤退も視野に入れておきましょう。

こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
価値観が合わない相手との結婚はあり?結婚後のリスクと歩み寄る方法

50代女性の婚活が成功するためのポイント

50代女性が婚活を成功させるためには、こだわりを強く持ちすぎないことが大切です。自分の価値観のうち、どこが譲歩できて、どこが譲れないかはっきりさせることで婚活がスムーズになるほか、結婚後のトラブルも防げます。

婚活市場における自分の価値を知る

自分がいくら希望しても、相手が受け入れてくれなかったら結婚に進めない。自分の市場価値を知り、それを受け入れてくれる男性にアプローチすることで婚活を成功させやすくなります。

希望条件に縛られすぎない

年収1000万以上じゃなきゃダメ、学歴は大卒じゃないとダメ、容姿は若々しく、体力のあるアクティブな男性がいい…というような理想を条件にあてはめて相手探しをしていては、いつまでもいい相手と出会えません。

自分と相性のいい人、家族を大切にしてくれる人、趣味が会う人、など条件だけではなく、人となりを大切にした相手選びを心がけてください。

経済的・精神的に自立すること

親との同居や親の介護などを担ってくれる女性ならまだしも、専業主婦希望の50代女性を受け入れてくれる男性は少ないと思ったほうが無難です。高年収の男性は若い女性との結婚を望む場合が多いこともあり、理想の年収から2~3割ほど割り引いた年収の男性と出会うことがほとんどでしょう。

結婚相手に経済的に頼ろうと考えていると、なかなか良い相手と出会えない可能性があるので、経済的な自立は必須です。相手へ依存しすぎないよう、精神的にも自立した生活環境を整えましょう。

印象の良い雰囲気作り

自分を高める努力や工夫も大切です。例えば、笑顔で会話を楽しめる雰囲気の良い女性は男性からの印象が良くなります。相手から好意を持たれる立ち振る舞いを心がければ、お見合いやデートの成功率を高めることができます。

積極的に行動する

50代女性が受け身でいると、出会える人数が少なくなります。自分からも積極的にアプローチしていく攻めの姿勢が大切です。

年齢を気にしすぎない

積極的な行動に関連して、50代女性の中には必要以上に年齢を気にしている人がいますが、年だから…もう50代だから…は禁句。心は若く、頭脳は年齢相応に。これが大きなポイントです。

まとめ


50代女性の婚活は、40代以下の婚活と環境が変わってきます。こだわりを持ちすぎず、いかにチャンスを増やすかが大切になってくる年代です。そのためにも自分の結婚観をしっかりと持ち、ひとりひとりの出会いにじっくりと向き合う姿勢づくりを心がけてください。

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