「婚活に20代は来ないで」と思う前に!30代以上の女性が20代に勝つための戦略
【記事公開日】2024/12/26
【最終更新日】2024/12/26
目次
婚活イベントや、結婚相談所に20代の女性がいるのを見かけると、思わず「来ないでー!」と思ってしまったことはないでしょうか。
実際、20代女性が婚活において有利なのは事実。しかし、30代以上の女性に勝ち目がないかと言われると大間違いです。今回は、30代以上の方が若さに勝てる戦略をお伝えします。
20代女性が婚活に有利な理由
20代の女性はどうしても婚活市場では優勢になりがち。
まずは、なぜ彼女たちが有利となっているのか改めてご説明しましょう。
婚活男性の多くが子どもを希望しているため
多くの男性が婚活で20代女性を選ぶ理由の一つに、健康な子供が欲しいという願望が隠れています。年齢とともに生殖能力は低下するという生物学的事実のためにも、若い女性への関心が自然と高まってしまいます。特にまだお互いを知らない婚活のなかでは、年齢を第一印象に捉えて選んでしまいがち。
この観点は、婚活市場で20代女性にとって大きなアドバンテージになっています。
女性の価値=若さと考えている男性の存在
文化的背景や社会的な美の基準によって、若い女性が理想とされることが多いのが現状です。
若さは美しさの象徴とされることが多く、男性が婚活で20代女性に惹かれるのは自然なことです。また、人生経験の少ない若い女性は、精神的にもフレッシュで一緒にいる男性にも刺激的で魅力的に見えるのです。ピュアで純粋女性が好みの男性には、20代女性はとてもかわいらしく映ってしまいます。
周りの人に自慢したい
男性に学歴や職業、身長や顔をステータスとして求めるのと同様に、男性は社会的ステータスとして若いパートナーを望むことがあります。20代女性と結ばれることで自己肯定感が高まり、友人や同僚に対しても自慢できる、と考えてしまうのです。
また、若くて美しい女性を連れているといった“見栄”もあるのかもしれません。
このような心理が婚活市場で20代女性の人気をさらに押し上げています。
婚活で30代以上の女性が直面する課題
20代の女性が人気な一方、30代以上になると課題が出てきてしまいます。
出会いの場が少なくなる
30代以上になってくると、職場や友人の結婚が増えてきます。周りも既婚者が多くなり、自然と出会いの機会が減少する傾向があります。
周りからのアプローチが多い20代と比べると、婚活イベントやアプリに積極的に参加する必要があり、自分から声をかけることも増えてきます。さらに、年齢を理由に選択肢が狭まることも悩みになってくるかもしれません。
他の男性が物足りなく感じてしまう
20代の頃に多くのお誘いを受けていた経験がある女性ほど、その基準で男性を判断してしまいがち。「イケメンか」「ハイスペックか」など、理想も上がっているかもしれません。
その結果、婚活中に「ときめき」や「好き」という感情が湧きにくくなることがあります。そうなると、なかなかマッチングも進みません。
結婚に焦っていることが周囲に伝わる
年齢を重ねるにつれて、家族や社会からの結婚に対するプレッシャーがのしかかるようになってきます。特に35歳以上になると身体的にも出産が厳しくなってくる、という定説があることからも、子供が欲しい場合にはタイムリミットを気にしてしまいます。
これが原因で結婚に焦りが生じ、言葉には出さずとも、婚活の行動や態度に表れることがあります。このような状況は、男性にネガティブな印象を与えてしまうことがあるかもしれません。
失敗するのが怖くなる
30代以降になると、これまでの人生経験から、婚活での失敗を大きなリスクと感じやすくなることもあります。
この恐れが積極的な行動を妨げ、心理的な障壁となる場合があります。
30代以上の女性が20代女性に勝つための戦略
とはいえ、30代以上の女性が若い女性より勝る点は数多くあるので心配無用。
近年では「姉さん女房」を好む風潮も強いですし、年齢差がそこまでないカップルが多い傾向もあります。
せっかくなら、大人の女性として、自分の強みをアピールできるよう戦略を練れりたいところです。
結婚相談所で活動することで異性と確実に出会える状況を作る
まずは、“結婚”と同じ目的を持った男性と確実に出会うことが必要です。ためらうことなく、たくさんの男性と知り合って世界を広げていきましょう。
ただ、マッチングアプリのような素性がはっきりわからない男性との出会いは、「実は既婚者だった」「詐欺まがいだった」等のトラブルが発生するリスクもあります。
結婚相談所なら、独身であることや学歴、職種などのプロフィールがしっかりしているので安心して利用することができます。また、プロのサポートを受けたり、忙しい合間でも効率的に婚活を進められるのは大きなメリットです。
また、「30代限定」といった年齢を固定した結婚相談所も存在しています。物理的に20代女性と勝負することがないので、一つの解決策になるでしょう。
経験と知識をアピールする
30代以上の女性は、20代の女性よりも社会人経験も長く、豊富な経験と知識を持っています。自分のキャリアや趣味、人生経験を前面に出し、それをアピールすることで、男性に新たな魅力を感じてもらうとよいでしょう。
キャリアでも責任あるポジションにいる方も多いでしょうから、男性とも共感し合うことができますし、不測の事態になってもやり過ごせるような度量の大きさもアピールできるはずです。
また、結婚生活において家事スキルの高さを男性は重んじます。得意料理でしたり、掃除好きな一面をアピールできれば、魅力的に感じることでしょう。
金銭感覚が現実的であることや、生活スキルがある程度あることに、結婚後の生活の心配をせずにすむことは大きなアドバンテージです。
落ち着きと安定感を武器にする
年齢を重ねることで得られる落ち着きと安定感は、大人の女性の魅力。
若さにはない成熟した大人の魅力を前面に出し、婚活で差別化を図るのも戦略です。
キャピキャピとした未熟さよりも、年相応な髪型やファッションを心がけ、おおらかで落ち着いた雰囲気を演出できると素敵なオトナ女性に映るはずです。
また、落ち着きがあって成熟した女性と見られるためにも、話を聞くときの姿勢や、気配りの仕方も気にできると◎。男性に共感した様子で相槌を打ちながら話を聞いてあげたり、「感謝の気持ちを忘れない」「男性をたてる」といった気遣う素振りができるよう心がけるとよいでしょう。
自立した女性ということを強みにする
自立しているということは大きなアピールポイント。20代では、まだまだ金銭的にも安定しておらず精神的にも未熟さが残っている方がほとんどです。
金銭的に余裕のある30代以上の女性は“自分磨き”も頑張れますし、内面的にも魅力に溢れているはず。また、社会人経験もありますから、ちょっとしたことでも依存したり激昂しない落ち着きに、男性側も結婚後の生活を想像しやすいでしょう。
経済的、精神的ともに自分の足でしっかりと立って生活していることを強調し、相手に安心感を与えると大きな強みになるでしょう。
弱い部分も出してみる
強すぎる女性は男性に圧迫感を与えるもの。カンペキすぎてしまうと、反対に萎縮してしまいます。
おっちょこちょいなところや、少し抜けいているところなど、時には弱さも見せることも大切。相手を守ってあげたいという気持ちを引き出すことができますし、可愛らしさも感じられます。つまりは、あまり構えすぎずに自然体でいることが、真の魅力を引き出すということになるのです。
まとめ
30代以上の女性が婚活で成功するためには、20代女性にない魅力をアピールし、戦略的に行動することが大切です。
結婚相談所を活用しつつ、自分の経験や個性を武器に、自信を持って婚活に臨みましょう。年齢を重ねたからこそ得られる魅力を最大限に活かし、理想の相手と結ばれる未来を目指してください。
再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中