【婚活】いつまで敬語で話す?ため口への自然な切り替えタイミング
【記事公開日】2025/1/9
【最終更新日】2025/1/9
目次
婚活では、相手に好印象を与え、信頼関係を築くことが大切。そんな時に意識したいのが、敬語とため口を適切に使い分けることです。
案外、敬語からタメ口に切り替えるタイミングは難しいものです。「いつまで敬語を使えばいいの?」「どういうタイミングでため口に切り替えるのが自然なの?」と悩む方は少なくありません。勉強する機会もなく、経験から学ぶしかない、という事情も関係しているでしょう。
この記事では、婚活における敬語とため口の使い分けについて、自然な切り替えタイミングや注意点を詳しく解説します。
婚活中の敬語の使い方
第一印象を大きく左右する要素の一つが「言葉遣い」です。特に初対面では、言葉遣いが相手に強い第一印象を与えることも。よい印象を持ってもらうためにも、まずは基本的な敬語の使い方を押さえておきましょう。
初対面では敬語が基本
初対面では敬語を使うのが基本的なマナーです。
初対面の相手への丁寧な言葉遣いは、「あなたに対して失礼なことはしません」というメッセージを伝える効果があります。ひいては、相手に対する敬意を示すだけでなく、自分自身の品格を示すことにも繋がります。
例えば、「お名前は?」「お仕事は?」と尋ねるのではなく、「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」「どのようなお仕事をなさっていますか?」と尋ねることで、丁寧で優美な、あるいは性格が良さそうな印象を与えることができます。
信頼関係が築けてきたら敬語を緩める?
数回会って、相手との距離が縮まってきたと感じたら、少しずつ敬語を緩めてみても良いでしょう。ただし、いきなりため口に切り替えるのではなく、下記のように語尾を柔らかくする程度から始めるのがおすすめです。
- 「~です」を「~ですよね」「~ですね」
- 「~ます」を「~ますね」「~ますよ」
少しずつ変化を加えることで、自然な形で親近感を表現することができますよ。
相手の反応を見ながら敬語の度合いを調整
敬語を緩める場合は、相手との距離感を見極めながら、柔軟に対応することが重要です。特に年の差があったり、相手が言葉を大切にする人だったりする場合は慎重を期すべきでしょう。
具体的なタイミングというのは場合によりけりですが、敬語からタメ口に切り替えやすいシチュエーションや見極めのポイントはあります。具体的にはこの記事の後半で紹介いたします。
敬語を使うべき場面
婚活中、ため口に切り替えるタイミングは重要ですが、状況によっては敬語を使うべき場面もあります。TPO(Time=時間, Place=場所、, Occasion=場面)をわきまえ、適切な言葉遣いを心がけましょう。
公の場では敬語を心がける
レストランやカフェなどで店員さんに注文を出すときや、病院で医者と一緒にいる際など、周囲に他の人が場所では、敬語を使うことを心がけましょう。周囲への配慮を示すことで、あなたの人間性を理解してもらえるだけでなく、相手も安心して過ごせます。
相手の家族や友人に会う時は敬語を使う
相手の家族や友人に会う時は、必ず敬語を使うようにしましょう。
相手の大切な人に失礼な態度を取ってしまうと、二人の関係が悪化する可能性があります。相手が家族思いであれば、なおのことです。「あんな人と結婚するな!」と向こうのご両親から言われることのないよう、相手の家族がいるときは、敬語を基本にしてくださいね。
相手の職場や趣味の場でも敬語を使う
相手の職場や趣味の場などに行くこともあるでしょう。例えば相手の会社で行われるバーベキューなどのイベントや、相手の趣味の集まりなどがそれです。
こうした相手のテリトリーに足を踏み入れる場合は、敬語を使うのが基本です。相手のメンツを潰してしまうと、会社や趣味の場で相手の立場がなくなってしまいます。ぜひ打ち解けるまでは敬語を使うようにしたいところですね。
ため口に切り替えるタイミング
ここまで、敬語の重要性について解説してきました。
とはいえ、ずっと敬語のままでは関係が進展しない場合もありますよね。ため口に切り替えるタイミングは、相手との関係性によって異なります。
相手からのサインを見逃さない
見極めのポイントとしては、敬語を緩めた時に、相手が笑顔を見せたり、会話が弾んだりするかどうか。相手が嬉しそうであれば、好意的に受け取られている可能性が高いです。
言葉遣いや態度、表情など、些細な変化から親密度を読み取ることが大切です。相手からのサインを見逃さないように注意しましょう。
具体的には次のようなシチュエーションが考えられます。
相手がため口を使い始めたら
相手があなたに対してため口を使い始めたら、それは親密さの証です。ため口で話しても良いというサインと捉えて良いでしょう。ただし、相手がため口を使ったからといって、すぐに自分もため口で返すのではなく、相手の様子を見ながら、徐々にため口に切り替えていくのがおすすめです。
相手が親しみを込めた言葉遣いをしてきたら
語尾がフランクになってきたら、距離を縮めてもOKのサインです。例えば、「~ますね」が「~だね」に変わったり、「~ですよ」が「~だよ」に変わったりするなど、言葉遣いの変化に注目しましょう。
相手がリラックスした態度を見せたら
態度や表情からリラックスしているのが見られるようになったら、ため口に切り替えるタイミングと言えるでしょう。例えば、笑顔が増えたり、身振り手振りが大きくなったり、個人的な話をするようになったりする場合は、相手があなたに対して心を開いている証拠です。
自分から切り替える場合の注意点
自分からため口に切り替える場合は、特に慎重な判断が必要です。
相手の性格や立場を考慮する
相手の性格や立場によっては、ため口を嫌う人もいます。相手のバックグラウンドを踏まえ、慎重に判断することが大切です。例えば、年上の相手や、立場が上の相手、初対面から日が浅い相手に対しては、むやみにため口を使うのは避けた方が良いでしょう。
切り替えるタイミングを見極める
一般的には、何度かデートを重ね、お互いのことをよく知ってからの方が良いでしょう。焦ってため口に切り替えると、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
相手の反応を確認しながら進める
最も重要なのは「相手の反応」です。ため口に切り替えた後、相手がどのような反応を示すか注意深く観察しましょう。
が少し戸惑っているように見えたり、会話が途切れたりする場合は、まだ敬語を使うべきタイミングかもしれません。一旦敬語に戻し、相手のペースに合わせるように心がけましょう。
ため口に切り替えた後の注意点
ため口に切り替えた後も、良好な関係を維持するために注意すべき点があります。
「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに
親しくなってからも、相手を見下すような言い方や、汚い言葉遣いは改めましょう。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、親しい間柄でも最低限のマナーを守ることは大切です。
相手の気持ちを尊重する言葉遣いを心がける
敬語と同じくらい、コミュニケーションの中身も大切です。「でも」「だって」といった反発するような言葉遣いは、相手を不快にさせてしまう可能性があるので注意が必要です。相手の意見を受け止めるように努力し、相手の気持ちを尊重する言葉遣いを心がけましょう。
敬語とため口のバランスが婚活成功の鍵
婚活を成功させるためには、敬語とため口のバランスが重要です。初対面では、丁寧な敬語を使うことで、相手に安心感と好印象を与えましょう。そして、何度かデートを重ね、お互いのことを知っていくうちに、少しずつ敬語を緩めていくのがおすすめです。
まとめ
婚活における敬語とため口の使い分けは、難しい部分である一方、相手を不快にしないタメ口は相手との良好な関係を築くチャンスにもなります。まずは相手をしっかり見て、話をしっかり聞くこと。些細なことから、敬語同士が打ち解けた会話になる場合もありますよ。
望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年