「3ヶ月の壁」を乗り越える!長続きするカップルの7つの共通点チェックリスト
【記事公開日】2023/8/21
【最終更新日】2025/11/12
目次
- 「好き」のピークは3ヶ月?ときめきが減る時期を乗り越えるために
- 【診断してみよう】長続きするカップルの「7つの共通点」チェックリスト
- □ 1. 相手の良いところを心から「尊敬」できる?
- □ 2. 「ありがとう」「ごめんね」を言葉で伝えている?
- □ 3. お金や将来など、大切な「価値観」が似ていると感じる?
- □ 4. お互いに「一人の時間」を大切にできている?
- □ 5. ケンカをしても、その日のうちに仲直りできる?
- □ 6. 誕生日や記念日を「特別な日」としてお祝いしている?
- □ 7. 手をつなぐなどの「スキンシップ」を大切にしている?
- 診断結果を見てみよう!
- 【6~7個当てはまったカップル】 … 理想的な関係を築けています
- 【3~5個当てはまったカップル】 … すでに良い関係の土台があります
- 【0~2個当てはまったカップル】 … まだ関係の土台が固まりきっていない段階かもしれませ
- 【0~2個当てはまったカップル】… 伸びしろたくさん!
- 遠距離でも長続きするカップルとは?
- 長続きしないカップルの特徴
- 価値観の不一致
- 尊敬し合えない
- 依存関係になっている
- 愛情表現の不足
- コミュニケーション不足
- 長続きするカップルを目指すための秘訣
- ありのままの相手を受け止める
- 気分で接しない
- 適度な距離感を保つ
- 嘘はつかない
- 喧嘩は長引かせない
- まとめ
「大好きな人とカップルになれたけど、長続きさせるにはどうすればいいんだろう?」
「最近、喧嘩して別れそうになった…。長続きするカップルの特徴を知りたい!」
このように悩んでいませんか?
今回は、長続きするカップルの特徴6つと長続きさせる秘訣について解説します。
「好き」のピークは3ヶ月?ときめきが減る時期を乗り越えるために
付き合い始めの頃は、相手の何もかもが新鮮で、目が合うだけで嬉しくなる瞬間が続きます。
しかし、3ヶ月ほど経つと、恋の高揚感が落ち着き、相手の現実的な部分が見えてくるようになります。
これは決して「冷めた」わけではなく、恋愛ホルモンであるドーパミンが安定し、関係が次の段階へと移行しているサインです。
いわば、「ドキドキ」から「安心」へと愛の形が変わり始める時期なのです。
この変化を前向きに受け止めることが大切です。
恋愛初期のような刺激が減っても、日常の中にある小さな幸せを見つけられる関係こそが、長続きするカップルの特徴です。
一緒にご飯を食べて笑ったり、何気ないLINEのやり取りで安心できたりする時間は、恋の「安定期」にしか味わえない温かさなのです。
【診断してみよう】長続きするカップルの「7つの共通点」チェックリスト
付き合って3ヶ月。
ドキドキの時期を過ぎ、少しずつお互いのことが見えてくる頃ですね。
「私たちの関係、このままで大丈夫かな?」と感じたら、一度ふたりの現在地をチェックしてみましょう。
以下の7つの質問に、ふたりで「YES」か「NO」で答えてみてください。
いくつ当てはまるかで、関係の安定度や成長のヒントが見えてきます。
□ 1. 相手の良いところを心から「尊敬」できる?
恋愛は「好き」という感情から始まりますが、長く続く関係には「尊敬」が欠かせません。
相手の考え方や努力、他人への接し方に対して「すごいな」と思える気持ちがあると、関係は自然と安定していきます。
尊敬のない恋愛は、やがて惰性になってしまうこともあります。
□ 2. 「ありがとう」「ごめんね」を言葉で伝えている?
どんなに仲の良いカップルでも、思い込みやすれ違いは起こります。
そんな時に大切なのが、感謝と謝罪を素直に言葉で伝えることです。
「言わなくても伝わるだろう」と思わずに、小さなことほど声に出すことで、信頼が深まります。
□ 3. お金や将来など、大切な「価値観」が似ていると感じる?
恋愛の初期は感情が中心でも、長く付き合ううちに現実的なテーマが見えてきます。
たとえばお金の使い方や結婚観、家族への考え方。
完全に一致していなくても、方向性が似ていればぶつかることは少なくなります。
話し合いながら歩み寄れる関係が理想です。
□ 4. お互いに「一人の時間」を大切にできている?
いつも一緒にいたいという気持ちは素敵ですが、適度な距離感も大切です。
相手の趣味や仕事を尊重し、自分の時間も楽しめる関係は息が長く続きます。
依存ではなく「自立した愛情」があるカップルは、信頼が深く、長続きしやすい傾向があります。
□ 5. ケンカをしても、その日のうちに仲直りできる?
意見の違いがあっても、相手を否定せずに話し合えるかどうかは重要です。
感情的な言葉をぶつけるより、「どうすれば解決できるか」を一緒に考える姿勢があると、関係は成長します。
「ごめんね」「もう一度話そう」と早めに歩み寄ることが、長続きの秘訣です。
□ 6. 誕生日や記念日を「特別な日」としてお祝いしている?
どんなに忙しくても、特別な日を忘れずにお祝いする気持ちは大切です。
プレゼントの金額ではなく、「覚えていてくれた」「一緒に過ごしたい」という思いが愛情の証になります。
こうしたイベントを大切にすることで、関係がマンネリ化しにくくなります。
□ 7. 手をつなぐなどの「スキンシップ」を大切にしている?
言葉では照れくさい気持ちも、触れ合いによって伝わることがあります。
手をつなぐ、ハグをする、肩に触れる。
そんな小さなスキンシップは安心感を生み、相手に「大切にされている」と感じさせます。
愛情表現を怠らないことが、長く続く関係の秘密です。
診断結果を見てみよう!
さて、いくつチェックが入りましたか?
【6~7個当てはまったカップル】 … 理想的な関係を築けています
お互いへの理解と尊重がバランス良く取れており、これから先も穏やかな関係を続けられるでしょう。今のまま自然体で、感謝を忘れずに育てていけば、結婚を見据えた関係にも発展できます。
【3~5個当てはまったカップル】 … すでに良い関係の土台があります
あと少しだけ意識を変えることで、より深い絆が生まれる時期です。特に「言葉で伝える」「一人の時間を尊重する」の2点を意識すると、より安心感のある関係に成長します。
【0~2個当てはまったカップル】 … まだ関係の土台が固まりきっていない段階かもしれませ
焦らず、お互いの違いを知り、丁寧に話し合う時間を持つことが大切です。「どうすれば相手が笑顔になるか」を考えることで、少しずつ距離は縮まっていきます。
十分!もし「これはできていなかったな」という項目があれば、次のデートから少し意識してみませんか?ふたりの関係がもっと心地良いものになりますよ。
【0~2個当てはまったカップル】… 伸びしろたくさん!
今が関係を見直すチャンス 不安に思わなくて大丈夫です。今、ふたりの関係に気づけたことが何よりの収穫です。まずは「『ありがとう』を一日一回は言う」など、できそうなことから一つだけ始めてみましょう。ここからの行動が、未来のふたりを創ります。
遠距離でも長続きするカップルとは?
遠距離でも長続きするカップルは、先ほどお話したもの以外にも以下のような特徴が当てはまります。
・こまめな連絡をする
・相手に干渉しすぎない
・会えなくても記念日や誕生日を祝う
簡単に会えない分、こまめな連絡をすることは大切。
ただ、連絡をし過ぎると相手に負担を与えてしまうので、干渉しすぎないように頻度や時間を決めておくと良いでしょう。
また、会えなくてもオンラインなどで記念日や誕生日を祝うのも、長続きするポイントといえます。
長続きしないカップルの特徴
一方で、長続きしないカップルも世の中に数多く存在します。
価値観の不一致
価値観が一致しないカップルは長続きしにくい傾向にあります。
価値観は、人生における重要な指針です。価値観には基本的なものから、小さなものまで多くあります。人によっては特定の宗教を重要視する場合もあるでしょうし、小さなところでは好きな芸能人や商品のメーカーなどに強いこだわりを持つ人もいますよね。
育った環境や文化、経験によって、形成される価値観は大きく異なります。だからこそ、基本的な価値観を大人になってからガラッと変えるのは困難です。価値観が大きく異なると、日々の生活や将来設計において摩擦が生じやすくなります。
生活スタイルの違い
生活スタイルが大きく違うカップルも長続きしにくい傾向にあります。
例えば彼氏が朝型で早起きを好み、朝の時間を有効に使うことを重視する一方、彼女は夜型で遅くまで活動する場合、お互いの睡眠時間に悪影響を及ぼしますし、会話できる時間も短くなります。同じ部屋で暮らすとなったら、なおさらです。
これと同じ理由で、インドア派とアウトドア派、にぎやかで派手な物事が好きな人と落ち着いた人など、生活スタイルが大きく異なる場合はお互いの歩み寄りが必要になります。
金銭感覚の相違
お金の使い方、貯蓄に対する考え方、消費に対する価値観が異なると、日々の買い物から将来の大きな買い物まで、あらゆる場面で意見の衝突が起こります。
そしてこの違いを乗り越えるには、表面的な調整だけでなく、お互いの価値観を理解し尊重する深い対話が不可欠です。
世の中にはお金がなくても分割払いや残価設定型ローンなどで高い商品を買う人がいる一方、軽自動車に乗る大富豪もいます。「何にお金を使うか」という価値観は非常にトラブルになりやすいため、日常的なお金の使い方での衝突や、将来設計における意見の対立につながらないよう、しっかり話し合う必要がありそうです。
尊敬し合えない
当たり前ですが「相手を大切にする」ことは夫婦やカップルのなかでもっとも大切なことですよね。しかし中には自分のことしか考えない人が一定数存在します。
相手を思いやる尊敬の心は、健全な人間関係のいちばんベースとなる部分です。パートナーを一個人として尊重できない場合、関係は脆くなります。具体例を2つ紹介します。
相手の意見を尊重しない
まずは、相手の意見を受け入れようとしないカップルです。自分の意見ばかり主張したり、相手の意見を頭ごなしに否定したりする態度は、相手に不快感を与えます。
意見の不一致は自然なことですが、不一致の際に自分の意見を通すだけでなく、しっかり話し合い、時には相手にゆずる心の広さが大切です。相手の価値観に賛同できなくても、まずは尊重して考える姿勢を保ちましょう。
対等の関係性ではない
一方が常に主導権を握り、もう一方がそれに部下のようについていく関係は、長続きしません。主導権を持つ方の考え方1つで破局したり、暴力などの事件につながる場合があるからです。
お互いを尊重し、対等な立場でいられる関係がベストです。あるいはお互いの弱点や、お互いの気づかないところを補い合えるといいですね。こうしたケースは、それぞれの成長を支え合えるカップルといえます。
一方、不平等な関係性は、一方的な「支配」や「依存」につながります。どちらか一方が「自分は損をしている」と感じる関係は避けましょう。
依存関係になっている
カップルはお互いを「支え合う」もの。ですが過度な依存は相手に負担をかけますし、「共依存」になると社会生活にも影響が出てしまう場合があります。
過度な依存
常に相手と一緒にいないと不安になる、相手の承認を過剰に求める。そんなカップルは、あまり健全といえません。お互いの不安やストレスにつながりますし、「相手がなんとかしてくれる」という期待値から、両者が自主性や肯定感をどんどん無くしていく悪循環に陥ることがあります。
また、ささいな勘違いをもとにトラブルや喧嘩も起きやすくなり、ヒステリックなカップルになってしまう場合があります。
自己成長の阻害やストレスの増加
カップルのどちらかが相手に依存しすぎると、依存される側は自分の趣味や体験、自己投資に時間を使えなくなり、成長の機会を逃す可能性があります。
よく「仕事と恋愛のどっちを取るか」と考える人がいます。通常、恋愛しながら仕事をすることもできるはずなのですが、依存関係のカップルになると、個人の成長が阻害されやすくなり、どちらかが「自分の時間がない」と感じるようになるのです。
結果的にカップルとしての満足度も低くなっていき、長続きしないまま終わってしまう場合があります。
自立性の欠如
「依存」段階を超えて「自立性がない」人もいます。それまで1人暮らしできていても、カップルになることで相手に依存し、自立性を失ってしまうケースもあります。
例えば料理や掃除などの家事をしなくなる、アルバイトをやめてしまう、片方の家に住み着いて離れなくなってしまうなど、1人で生活する能力を失ってしまう場合、一方に負担をかけ、不健全な関係につながってしまうだけでなく、それまで作り上げてきた経済的、精神的な安定性を損なうリスクがあります。
愛情表現の不足
いくら愛情に溢れていても、自分のなかで抱えているだけでは相手に伝わりません。言葉や態度で伝えなければ、相手には伝わらず、いくら好きな相手でも、徐々に距離が遠くなっていきます。
素直になれない
「愛情表現」をするには、自分の態度を素直に口にできる会話力が必要です。自分の気持ちを隠したり、本音を言えなかったりすると、誤解やすれ違いが生じやすくなります。
自分の感情を押し殺したり、嘘をついたり、遠慮したりしないでください。仮にその場を乗り切ることができても、カップルとして長期的に見た際、誤解や不満を溜めてしまう原因になります。自分の言葉でしっかりと話せるようになりましょう。
感謝の言葉を伝えない
日常の小さなことへの感謝の言葉を伝えていますか?相手にとって感謝の言葉は、いまの自分としての存在を認めるサインのようなもの。些細なことでも感謝を伝える習慣を持つことで、ポジティブな関係性を育むことができます。
一方で、感謝の言葉がないカップルはギスギスしやすくなります。相手に大事にされていない、自分が頑張っていることを当たり前と思われている、などと感じてしまい、不満につながっていくのです。
コミュニケーション不足
コミュニケーション不足のカップルは、お互いの理解が難しくなり、両者間の問題もそのままになってしまう場合があります。
建設的な話し合いができない
コミュニケーションの不足にもいくつか種類はあります。
例えば会話があったとしても、それが感情的な衝突や、相手を責めるものばかりだと、建設的な話し合いはできません。
問題を解決するためには、冷静に相手の意見を聞き、自分の気持ちをきちんと伝える能力が必ず必要になってきます。感情的・威圧的な話し方、反射で相手を否定する話し方は絶対に避けましょう。長続きしない要因になりますし、仮に関係が続いたとしても不健全なものになります。
本音を言えない
不満や悩みを溜め込んだり、相手に気を遣いすぎて本音を言えなかったりすると、ストレスが溜まり、ある日突然関係が破綻することがあります。
本音を言えない関係は、表面的な安定を保っているように見えても、内面には不満やストレスが蓄まっていきます。信頼できる関係を築くためには、恐れずに自分の気持ちを伝えることが大切です。自分の意見をしっかり伝え、相手の話もよく聞くことで、問題の早期解決につながり、関係が安定的なものになっていくのです。
長続きするカップルを目指すための秘訣
長続きするカップルを目指すためには、以下5つの秘訣を押さえておきましょう。
・ありのままの相手を受け止める
・気分で接しない
・適度な距離感を保つ
・嘘はつかない
・喧嘩は長引かせない
それぞれの秘訣について解説します。
ありのままの相手を受け止める
相手を自分の思うように変えようとせず、ありのままを受け止めましょう。
恋愛が長く続くとお互い直してほしい部分は見えてくるかもしれませんが、冷静に話し合う場をもち、お互いの良い部分を認めながら譲歩できる部分を探すのがベストです。
気分で接しない
その時の気分を前面に出して、相手に接しないことも大切です。
気分が安定していない人と付き合うのは、振り回されて疲れてしまうので、どんなに相手のことが好きでも離れる原因になります。
体調が優れないなどの理由で当たってしまいそうなときは、自分の状況を正確に伝え、落ち着くまで離れるのが良いかもしれません。
適度な距離感を保つ
相手に過度な監視や干渉はしないようにしましょう。
好きな人であっても過干渉されてしまうと、「他にやりたいことがあるのに」とうっとうしくなってしまうもの。
メッセージのタイミングや頻度にも注意して、相手と程よい距離感を保ってみてください。
嘘はつかない
長続きするカップルを目指しているなら、小さな嘘はつかないようにしましょう。
ほんの出来心でついた嘘も、バレてしまえば信頼関係が崩れてしまいます。
嘘をつかず素直に接することができる間柄であれば、仲の良い関係がいつまでも続くでしょう。
喧嘩は長引かせない
何かすれ違いが起きたときは、長引かせずその日のうちに話し合うのがベストです。
早めに解決しなければ、「〇〇が悪いのに…」とモヤモヤする気持ちが残り、最悪自然消滅になってしまうことも。
付き合っていれば喧嘩やすれ違いが起きることは当たり前なので、苦しいかもしれませんが目を背けず解決まで踏ん張りましょう。
まとめ
恋愛の「3ヶ月の壁」は、誰にでも訪れる自然な節目です。
ドキドキが落ち着いた後に訪れる静かな時間こそが、本当の関係を育てるチャンスです。
たとえチェックポイントの結果が思ったようになっていなくても、大丈夫。
相手の短所を受け入れ、尊敬し合い、素直に気持ちを伝えること。
それができるカップルは、恋の熱が冷めるどころか、より深い絆へと進んでいきます。
長続きするカップルの共通点は、特別なことをしているわけではありません。
「ありがとう」「ごめんね」を大切にし、日常の中にある幸せを丁寧に積み重ねているのです。
ときには意見がぶつかることもありますが、話し合い、理解し合うたびに関係は強くなります。
焦らず、比べず、ふたりだけのペースで歩んでいきましょう。

再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中












