結婚相談所の料金体系を徹底解説! 入会金、月会費、お見合い料… それぞれの相場は?
【記事公開日】2020/2/11
【最終更新日】2024/10/28
目次
- 入会金について
- 入会金の目的とは?
- 入会金の相場
- 入会金の割引制度
- 月会費について
- 月会費の目的とは?
- 月会費の相場
- お見合い料について
- お見合い料の目的とは?
- お見合い料の相場
- 結婚相談所の成婚料について
- イベント参加費などオプションについて
- 結婚相談所の料金の支払方法
- 入会時費用の支払方法
- 月会費の支払方法
- お見合い費やその他イベント等の支払方法
- 成婚費の支払方法
- 結婚相談所の料金・費用で確認したい注意点
- 料金内で受けられるサポートの内容
- 相場より安い場合は理由を確認する
- 料金に見合ったサービス内容か
- お見合料、成婚料について
- 休会時にかかる費用はあるか
- 追加される料金にはどんなものがあるか
- クーリングオフ・途中解約はできるか
- 結婚相談所が高い理由
- 結婚相談所選びは料金とサービスのバランスを見ることが重要
- 考慮するポイント
- 無理のない予算で活動できるところを選ぶ
- まとめ
「結婚相談所って、なんだか高そう…」そう思って、一歩踏み出せないでいませんか?
婚活の最たる場所と言えば結婚相談所。結婚に繋がりやすい一方、料金が高い、わかりにくいという評判もあります。何も知らないまま説明を聞いても、登録料や成婚料、オプションなど、いろいろあって覚えきれなかった、なんて失敗談も。
そこで、この記事では、結婚相談所の料金・費用について丁寧に解説します。入会金、月会費、お見合い料、成婚料、その他オプション…それぞれの相場や注意点、料金の支払い方法を紹介します。
結婚相談所を半年利用した場合の費用も掲載しているので、結婚相談所選びの参考にしてみてください。
入会金について
入会金は、結婚相談所へ入会するのに必要となる費用です。
入会金の定義は結婚相談所によりさまざまですが、多くの場合入会にかかる事務手数料や、結婚相談所を利用にともなう運営費の一部を支払うことで権利を得るためのものです。
入会金の目的とは?
入会金は、結婚相談所があなたを受け入れるための準備費用、そして、あなたが真剣に婚活に取り組む意思表示でもあります。入会金があることで、冷やかしでの入会を防ぎ、結婚に真剣な人だけを集めることができます。
また、結婚相談所側としては、この費用であなたのプロフィール作成や、お相手探しのためのシステム利用準備などを行います。
入会金の相場
入会金は、結婚相談所によって、そしてサービス内容によって大きく変わってきます。
- 大手結婚相談所: サービスが充実している分、入会金は高めで、20万円~40万円程度かかることが多いです。
- 中小結婚相談所: 大手に比べると、少しリーズナブルな価格設定で、10万円程度のところが多いです。
- オンライン結婚相談所: 店舗を持たない分、費用を抑えられていて、10万円程度のところがほとんどです。入会金無料をアピールする結婚相談所もあります。
一般的に、大手の方がサービス内容は充実しているため、入会金が高くなる傾向があります。また、オンライン結婚相談所は、店舗を持たない分、費用を抑えていることが多いようです。
入会金の割引制度
結婚相談所によっては、入会金が割引になる嬉しい制度があります。
- 年齢による割引: 20代の方限定、あるいはシニアの方限定、シングルマザー限定など、年齢などによって割引が適用される場合があります。
- 紹介割引: 既に結婚相談所を利用している会員さんからの紹介で入会すると、割引を受けられることがあります。
- ペア割引: 友達や兄弟と一緒に申し込むと、割引になるケースもあります。
- 地域割引: 地域によっては、登録会員数に応じて割引が適用される場合があります。
入会を検討している結婚相談所があれば、こうした割引制度がないか、ホームページや資料、店頭などで確認してみてくださいね。
月会費について
結婚相談所で継続的に発生する費用として、月会費があります。月会費には基本的に、サポート料やシステム利用料、お見合い料などが含まれています。Eラーニングの仕組みを備えている結婚相談所もあります。
月会費の目的とは?
「月会費」は、結婚相談所のサービスを毎月利用するための費用です。カウンセラーへの相談、お相手紹介、システムの利用…これら全てを継続して利用するための費用として位置付けられています。
また、月会費があることで、毎月継続して婚活をしようというモチベーションになる面もあります。
月会費の相場
月会費も、結婚相談所によって異なってきます。
- 大手結婚相談所: サービス内容が充実している分、月会費も高めで、1万円~3万円程度かかることが多いです。
- 中小結婚相談所: 大手に比べると、月会費も比較的リーズナブルで、5千円~2万円程度のところが多いです。
- オンライン結婚相談所: 店舗を持たない分、費用が抑えられているので、月会費は数千円~1万5千円程度です。
お見合い料について
「お見合い料」は、その名の通り、お見合いをセッティングしてもらうためにかかる費用です。かかる結婚相談所と、そもそも設定のない結婚相談所もあります。
お見合い料の目的とは?
一口にお見合いといっても、いろいろな仕事が混ざっています。お見合い相手との日程調整や、お見合い場所の手配…こうした細かな作業を、結婚相談所が代行してくれます。これがお見合い料の目的です。
お見合い料の相場
お見合い料の支払い方法は、結婚相談所によって様々です。
- 都度払い: お見合いをする度に、5千円~1万円程度を支払うシステムです。
- 月額固定制: 月に何回お見合いをしても、定額を支払うシステムです。
- 無料: お見合い料が無料の結婚相談所もあります。
お見合いに費用が発生する場合は、何度も費用が発生し、結果として割高になる場合があるため、価格がちょうどいいかどうかを判断する必要があります。
結婚相談所の成婚料について
結婚相談所によって成婚時に費用が発生する場合があります。
成婚料は、成婚時に支払う費用です。相場は約10万円~50万円となっていますが、インターネット型結婚相談所やデータマッチング型結婚相談所では、成婚料設定していない場合もあります。
理由は、相談所によって成婚の定義が異なるからです。例えば、お見合いが成立したら成婚としている結婚相談所もありますし、真剣交際になった段階で成婚とする、プロポーズをした段階で成婚とする、など様々です。
成婚の定義や、どのタイミングで支払いを行なうかについても、入会前に確認しておくとよいでしょう。
初期費用+月会費+成婚料と、その活動総額は数十万円かかるのが相場です。高く感じるかもしれませんが、「“成婚”までしっかりお世話をする」という結婚相談所の意思表示でもあり、手厚いサポートが受けられます。
イベント参加費などオプションについて
また、結婚相談所によりさまざまなオプション料金が設定されていることがあるので、入会前にかならずチェックしておきましょう。
追加料金のかかるオプションの例として、「対面による相談」「婚活講座受講」「お見合い立ち合い」「婚活イベント」「婚活パーティー」などがあります。
ここまで読んでいただいた方の中には、いろんな料金が必要な結婚相談所は、やっぱり高い、申し込むのは辞めよう、とお考えの方もいるかもしれません。
しかし、実は結婚相談所での婚活は、自己流の婚活よりも費用が押さえられたり、料金以上のメリットが受けられたりします。
結婚相談所の料金の支払方法
結婚相談所の料金がいつどのタイミングで請求され、どういった方法で支払われるのか、予め知っておいたほうが無難です。ここからは費用ごとの支払い時期と支払い方法について解説します。
入会時費用の支払方法
「入会金」「登録料」は、現金、振込が中心で、対応しているところではクレジットカード、PayPayなどのキャッシュレス決済も利用できます。
大手結婚相談所の場合、入会時の費用を分割で支払えますが、信販を利用するため審査に通らない場合は利用できません。クレジットカードやスマホ料金、家賃などの大幅な支払い遅延があると使えない可能性が高くなるため、注意が必要です。
月会費の支払方法
多くの場合、銀行から引き落としになるケースが多いようです。クレジットカードなどキャッシュレス決済が可能な場合もあります。使えるブランドは結婚相談所ごとに異なるので、入会時に店頭やWebサイトで確認しましょう。
お見合い費やその他イベント等の支払方法
コンスタントに発生するわけではないお見合い費、イベント参加費などは、いくつかの支払方法が用意されています。
現金やPay-easy、銀行振込などが多いですが、クレジットカードが利用できる場合もあります。また、月々の会費と合算しての銀行引き落としが可能なところもあります。
成婚費の支払方法
成婚料は、結婚相談所によって発生する場合、しない場合があります。
金額や支払い方法も各相談所によって異なるため、事前に確認しておきましょう。費用が高額となることも多く、申し込み段階で数十万円程度の貯金があったほうが安心です。
結婚相談所の料金・費用で確認したい注意点
結婚相談所にかかる料金や支払方法について説明しましたが、ここでは結婚相談所の料金体系についての注意点を紹介します。
料金内で受けられるサポートの内容
結婚相談所ごとに「月会費」でサポートできる範囲は異なります。何人までの紹介が可能か、相談回数は何回までか、あるいは他店舗も使えるのかなど、少しずつ違いがあるため、店頭で説明を受けてから検討するのがオススメです。
また、割引を活用できる場合もあります。20代やシニア、シングルマザーなど、条件は様々です。サービスが同じなら安いに越したことはありませんから、自分が適用範囲内か、合わせて確認してみましょう!
相場より安い場合は理由を確認する
結婚相談所によっては、料金プランをいくつか用意し、プランに応じたサービスが受けられる仕組みになっているところもあります。
例えば見かけ上の料金が安くても、お見合いが月に2名などと著しく制限されていたり、相手のプロフィールで検索する際に、相手の顔写真が見られなかったりなど、制限がかかっている場合があります。後から「ボッタクリだ!」とトラブルにならないためにも、予め各社の違いを把握してみてください。
結婚相談所サンマリエには「大手結婚相談所比較」のページもありますので、こちらのチェックもオススメです。
[大手結婚相談所比較ページ]
料金に見合ったサービス内容か
結婚相談所の料金設定は、各相談所に委ねられています。ほとんどの結婚相談所はサポートが多くなるほど料金も高くなっていますが、残念なことに支払う料金に見合ったサービスが受けられない場合も稀にあります。
入会の際には、提供されるサービスに見合った料金設定になっているかどうか、他と比較してよく見極める必要があります。
お見合料、成婚料について
結婚相談所によってお見合や成婚時に費用が発生する場合があります。
特に、成婚料は1回の支払いで済みますが、お見合いに費用が発生する場合は、何度も費用が発生し、結果として割高になる場合があるため、価格がちょうどいいかどうかを判断する必要があります。
休会時にかかる費用はあるか
結婚相談所によっては、休会時に月会費が割引になる場合があります。ただし、申し出る期限日を指定される場合があります。
休会してもそのままの金額が発生する場合もあります。ただし、「だったら、もったいないから退会しよう!」と退会すると、再び婚活を始める際に初期活動費を再度請求される可能性が出てくるため、数ヶ月程度のお休みであれば、そのまま会員でいたほうがオトクだった…という場合があります。
休会前に、担当者へ確実に連絡をしておきましょう。
追加される料金にはどんなものがあるか
結婚相談所には、婚活パーティーや、より高精度なマッチング、お見合い保証といったオプションを独自に用意するところもあります。
しかし、入会した時の説明では聞いていなかった追加料金を請求されてしまう、というトラブルが寄せられることも。
国民生活センターは2021年、「 [結婚相手紹介サービスの相談事例とトラブル防止のポイント](https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202109_03.pdf) 」というページで注意喚起を行っています。
そこに寄せられた主なトラブルは下記のとおりです。
・結婚相談所と約15万円の契約をしたが、お見合いには別途2万円がかかると後で知った
・無料の婚活パーティーを体調不良で欠席したらキャンセル料の支払いを求められた
・結婚まで無料を謳う国際結婚の斡旋を頼んだら、相手女性の渡航費、通訳費用、日本語学校の費用などを次々と要求された
・自宅まで営業マンがやってきて、強制的に100万円のコースに入会させられた
大手結婚相談所で上記のようなトラブルを聞くことはありませんが、念のためオプションサービスがどのようなもので、どういった条件で支払いになるかを確認しましょう。
クーリングオフ・途中解約はできるか
結婚相談所で説明を受け、納得して料金を支払い入会した場合でも、何らかの理由で活動が困難になった場合、契約時の書面を受け取ってから8日間「クーリングオフ」ができます。
クーリングオフについて詳しくはこちら→https://www.caa.go.jp/publication/pamphlet/pdf/info_pamphlet_171115_0001.pdf
結婚相談所が高い理由
結婚相談所が高いのは「婚活を効率良くすすめるため」に提供されるさまざまなサービスには「人手がかかるから」です。
そのため、スタッフの配置が少な目の婚活アプリやインターネット型結婚相談所などは比較的安価な価格設定になっています。
最新システムの導入、面談による活動相談、婚活講座開催、お見合い立ち合いなど、サポートが多くなればなるほど金額が高くなることを理解しておくと、ただ「結婚相談所は高い」と思い込むことはなくなるはずです。
結婚相談所が高い理由について、詳しくはこちらで解説しています。
[結婚相談所が高いのはなぜ?その理由を詳しく解説]
結婚相談所選びは料金とサービスのバランスを見ることが重要
お金の問題もクリア、結婚への意識もしっかり確認。さて、結婚相談所を探そうと考えた人は、最後にもうひとつ注意してほしいポイントがあります。
それは、自分が受けたいサポートを提供しているかどうかです。料金だけで結婚相談所を選ぶと希望するサポートが受けられず後悔してしまうこともあるので注意が必要です。
結婚相談所を選ぶ際には、料金はもちろん大切ですが、それ以外のポイントも忘れずにチェックしましょう。
考慮するポイント
- サポート体制: 困った時に相談しやすい、親身になってくれるカウンセラーがいるかどうかは、とても重要です。
- 会員数: 会員数が多いほど、自分に合ったお相手と出会える可能性も高まります。
- サービス内容: 婚活パーティーやイベントなど、色々なサービスが充実しているかどうかも、結婚相談所選びの大切なポイントです。
- 口コミや評判: 実際にその結婚相談所を利用した人の声は、とても参考になります。
また、同価格帯の結婚相談所でも提供されるサービスには違いがありますので、何社かを比較検討すると良いでしょう。色々な結婚相談所の情報を集めて、あなたにとって一番ぴったりの結婚相談所を見つけてくださいね。
無理のない予算で活動できるところを選ぶ
結婚相談所によって、料金プランは様々です。複数の結婚相談所の料金プランを比較検討し、自分に合った結婚相談所を選びましょう。
無料相談や資料請求を利用することで、より具体的に料金やサービス内容を把握することができます。何社か結婚相談所を絞ったら店舗に足を運び、自分が必要とするサポートを提供してくれるかどうかをスタッフにしっかり確認してみてくださいね。
結婚相談所は、決して安いものではありません。しかし、結婚相談所には、それだけの価値があるサービスがたくさんあります。一生物の買い物ですから、ぜひ慎重かつ大胆に選びましょう。
まとめ
「結婚相談所って、ちょっと高そう…」と感じていた方も、この記事を読んで少しはイメージが変わりましたか?
料金は決して安くはありませんが、結婚相談所には、それだけの価値があるサービスがたくさんあります。
「結婚したいけど、なかなか良い出会いがない…」
「婚活を効率的に進めたい…」
「安心して婚活できる環境が欲しい…」
そんな方は、ぜひ、結婚相談所を積極的に活用して、素敵なパートナーを見つけてくださいね!

望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年