結婚相談所のからくりとは?成婚率の算出方法や定義を解説

結婚相談所のからくりとは?成婚率の算出方法や定義を解説

【記事公開日】2020/3/29
【最終更新日】2024/1/29

結婚相談所が掲示している「成婚率」などは複雑な仕組みになっているため、からくりを知ることが重要です。

何を使って計算しているかがわかれば、「成婚率が高い=結婚できる」わけではないことがわかります。

当ページでは、結婚相談所が出している成婚率の計算方法のカラクリについて説明します。

結婚相談所の成婚率のからくりとは?

結婚相談所が公開している成婚率は、相談所によって成婚の定義や算出方法が異なります。

数字を出すために使う基準が違うため、成婚率を使った正確な比較は難しいです。

成婚率はあくまで目安として活用するようにしましょう。

「成婚率」の算出方法

成婚率は、成婚者退会者数を在籍する会員数で割って算出することが一般的です。

しかし、成婚率の算出方法には決まりがありません。

計測する期間や分母になる会員数は、独自に決めて成婚率を出し、公表しています。

そのため、「A社の成婚率は25%だけどB社は34%だから、B社の方が成婚している人が多い」というわけではありません。

どのように成婚率に違いが出てくるのかを、代表的な算出方法に具体的な数字を入れて成婚率を算出してみました。
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●成婚退会者:5名(○○○○年○月○日~○○○○年○月○日の成婚退会数)
●総会員数:50名
●入会者数:100
●成婚退会以外の退会数:20名(○○○○年○月○日~○○○○年○月○日の退会数)
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A社:「一定期間内における成婚退会者(5名)」÷「一定期間内における全退会者(20名)」=成婚率25%
B社:「年間成婚退会者(5名)」÷「入会数(100名)」=成婚率5%
C社:「成婚退会者(5名)」÷「総会員数(50名)」=成婚率10%

算出結果から分かるように、算出方法によって成婚率に差が出てしまうことが分かります。

このことから、成婚率の高さ以外の要素も確認した方が良いと言えるでしょう。

結婚相談所によって「成婚」の定義が異なる


国語辞典によると、成婚とは「結婚が成立すること」と書いてあり、「結婚が成立する=婚約」と考える人も多いと思います。

しかし成婚も、結婚相談所によって定義が異なります。

主な成婚の定義には以下のようなものがあります。

交際中の2人が結婚を前提とした真剣交際に進んだとき
会員同士がお互いに結婚をすると決めたとき
交際中の2人が結婚の意思を固めて婚活を終了したとき
交際や婚約、結婚を理由に退会届けを提出したとき

ほかにも同棲をしたなど、実際に結婚をしていなくてもお付き合いがスタートしてからの状況に応じて成婚と判断する場合もあります。

成婚の説明で使用される言葉の意味

成婚を定義するときに「真剣交際」「婚活終了」といった言葉が使われます。

真剣交際とは、結婚を前提にお互いが1人だけと交際している状態です。

異性の紹介や、他の人とのデートの機会はなくなります。1人のお相手と深いコミュニケーションを取り、結婚するかどうかを見極める大切な時期です。

真剣交際の前には、手前のステップである仮交際(プレ交際)期間があります。

仮交際とは、お見合いを経てお互いにもっと知りたいと思ったカップルの交際が成立し、デートを重ねている状態です。

仮交際中は、他の人とデートをしたりお見合いをしたりすることが可能です。

成婚の定義で用いられる婚活を終了するという意味には、婚約や結婚のほか、真剣交際の段階に含まれる場合があります。

どの段階が成婚と見なされるのか入会時に確認しましょう。

結婚相談所会員のからくり

結婚相談所会員のからくりとして、「登録会員数」と「会員の質」についてご紹介します。

現在、結婚相談所への入会を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

登録会員数

各相談所のサイトには登録人数が表示されていますが、自社会員の人数を表示しているところは少ないです。

特に、小規模の結婚相談所においては、数人しか自社会員がいないことも珍しくはありません。

しかし、小規模の結婚相談所であっても、日本最大級の結婚相談所ネットワーク「IBJ」などの結婚相談所連盟に属していることが多いため、自社以外の会員を紹介することができます。

「8万人」など桁の多い人数が表示されているのは、登録している連盟の人数を記載しているので、自社会員のみの人数を表示しているとは限らないことを押さえておきましょう。

ちなみに、現在一番自社会員が多い結婚相談所はオーネットであり、登録人数は42,859人です。(うち活動休止中10,850人)

会員の質

結婚相談所ごとに独自の特徴やポリシーがあり、その中で「会員の質」が形成されます。

このため、年収・職業・年齢・地域・学歴などの会員の質は、結婚相談所ごとに異なると考えたほうが良いでしょう。

先ほどお話したように、連名に属している結婚相談所は自社以外の会員も紹介できるので、質はほぼ同じであるという意見もあります。

ただ、どのように会員様をサポートしていくかなどは、結婚相談所ごとで異なるため、自分に適切な結婚相談所と出会えるように、事前に公式HPをチェックしたり問合せてみるのがおすすめです。

成婚率以外で結婚相談所を選ぶ際のポイントを紹介

結婚相談所選ぶ際は、成婚率以外のデータやサービス内容を確認しましょう。

自分が有利に活動できるかどうかが非常に重要です。

結婚したいと思う年齢層の会員が在籍しているかを見て見る

自分が結婚したいと思う年齢層の異性が在籍しているか、確認してから入会しましょう。

例えば、30代の異性と結婚したいのに20代が在籍している割合が多い場合、どんなに成婚率が高くても結婚したい年齢層の人に出会える確率は低くなります。

自分が結婚したい人が在籍しているか

結婚相談所は、ハイクラス層特化型や地域密着型というように、出会える会員に特徴がある場合があります。

自分が結婚したいと思う人が在籍しているかを調べることで、条件に合うお相手に出会いやすくなるでしょう。

もし、同じ地域に住む人と出会いたいのであれば、地域密着型の相談所への入会を検討するなど、自身の希望に適した結婚相談所を選んでみてください。

会員数が多いか

会員数が多ければ出会える異性の母数が増えるため、出会いの選択肢を増やしやすくなります。

なお、日本結婚相談所連盟(IBJ)やコネクトシップといった、婚活事業者間の会員相互紹介プラットフォームに加入しているかどうかも合わせて確認しましょう。

相談所自体の会員数が少なくても、ネットワーク内の会員同士でマッチングでき、出会いの選択肢が広がります。

結婚相談所のシステムやサポートを見てみる

結婚相談所を選ぶときは、システムやサポートも忘れずにチェックしましょう。

確認するうえで押さえておきたいのが、結婚相談所は大きく以下2つのタイプに分けられるということです。

データマッチング型:定期紹介やデータベース検索などでのマッチングがメインの結婚相談所。
仲人型:定期紹介やデータベース検索などによるマッチングにくわえ、専任担当者による手厚いサポートが魅力の結婚相談所。

データマッチング型は、専任のサポート担当者がいないケースが多いため、費用は抑えられるもののサポート力が低いという特徴があります。

対して、仲人型はデータマッチングにはない個人特化型サポートなので、費用はかかる一方で、専任担当者によるサポートが受けられるのです。

自由恋愛のように積極的に婚活を進めていきたい方はデータマッチング型、婚活のプロに交際からプロポーズまでサポートしてほしい方は仲人型を選んでみましょう。

データマッチング型結婚相談所と仲人型との違いは?メリットデメリットも解説

結婚相談所の料金・費用を見てみる

結婚相談所の料金が、サポートに見合った価格かを確認しましょう。

会員主体で婚活をすすめるデータマッチング型の場合は、下記のような料金が相場になります。

初期費用:5〜10万円 
月額費:1〜1.5万円
年間総額:20〜35万円

一方、会員への手厚いサポートが受けられる仲人型は、下記のような料金が相場です。

初期費用:10〜25万円
月額費:1.5〜3万円
年間総額:30〜60万円

なお上記の料金のほかに、成婚料などは別途加算されることがあります。

仲人型の結婚相談所は、他の婚活方法と異なり高額に感じるかもしれません。

このような料金設定は、一人ひとりに専任の担当者がつき、婚活成功まで細かいところまでサポートしてくれるからです。

婚活計画やプロフィール作成、お見合いの申し込みや場所・時間の設定、さらに婚活の不安など、手厚いサポート体制があるからこそ、「結婚相談所は効率良く成婚できる」といわれています。

手厚いサポートを受けながら婚活をしたいのか、または料金をなるべく抑えて自分のペースで婚活をしていきたいのか、自分の婚活の進め方を考えてから選ぶようにしましょう。

結婚相談所の料金はいくら? 内訳や価格相場を紹介【2024年最新】

結婚相談所を実際に利用した人の口コミ

結婚相談所を決めるときは、実際に利用した人の口コミを参考にするのもおすすめです。

利用した人ならではの視点で内部情報をお伝えしてくれるものもあるので、「実際に登録したらどんな婚活ができるんだろう?」「しっかりサポートしてくれるかな」などの不安も解消することができます。

ただ、競合会社による嘘のレビューなどが投稿されていることも珍しくありません。

複数の口コミサイトを参考にしたり、個別の口コミよりも全体の傾向を見たりしながら、自身とマッチする結婚相談所なのかどうかを判断してみてください。

結婚相談所の口コミは真実?ネットの評判について詳しく解説

自分磨きができるかどうか

スムーズに婚活を進めていきたい方は、自分磨きができる結婚相談所を見つけると良いでしょう。

「コミュニケーションが苦手」「なかなか交際に発展しない」などのお悩みを解決できるセミナーを受講できる結婚相談所なら、婚活はもちろんこれからの人生で役立つノウハウを身につけることができます。

結婚相談所サンマリエでは、無料で約80種類の婚活セミナーを開催していますので、以下のページから詳しい内容を確認してみてください。

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まとめ

成婚率の算出方法はそれぞれ異なるため、成婚率の数字だけをみて判断するのではなく、どのように算出されているか必ず確認をしましょう。

また、サポートの量や質は結婚相談所によってさまざまです。

仕事が忙しく頻繁に相手とやり取りするのが負担な人や、自分から申し込んでやり取りするのが苦手だという人は、専任のカウンセラーがお相手の紹介やお見合いのサポートなどを行う仲人型がおすすめです。

無料相談なども活用し、自分のライフスタイルや性格に合った婚活サービスを選んで、ぜひ、素敵な結婚相手を見つけてくださいね。


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「結婚相談所サンマリエ」
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※IBJの加盟会員数を含みます。2023年10月実績(86,403名)

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